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光源氏と薫を始めとする男性との恋愛関係にある女君·女宮たちの物語を指す『源氏物語』における「女の物語」は、女君·女宮という呼称自体が彼女たちの身分を反映している点からも分かるように、その時代·社会性に規定された共通的な要素を備えると共に、それぞれ置かれた境遇、すなわち存在基盤の相違によってその恋物語の内実は相異なる様相を呈している物語である。 本稿は、このような「女の物語」の定義のもと、『源氏物語』正篇·続篇における紫の上物語·空蝉物語·落葉の宮物語·大君物語·中の君物語·浮舟物語という六つの「女の物語」に焦点を合わせ、それぞれの物語における表現と方法などの考察から導き出された共通点に注目し、「女の物語」の内実について考えてみた論である。その共通点とは、女性たちがはかばかしき後見のない心細い境遇にあり、相手の男性の後見なしには生きていけない条件にあるということであり、そのような不遇の身の上であるゆえに、女性たちは男性との関係において常に「身」の意識に苛まれ、男性との関係における自分自身の位置や、「人わらへ」になることを畏れているということである。 なお、このような「女の物語」に注目したとき、「光源氏の物語」「薫の物語」という男性たちの物語と係わる形で物語に位置してはいるものの、女性を主な読み手とし女性の書き手によって著された『源氏物語』の性格から、女としての生きることの苦しみ、女の生き難さという女の生き方の問題を形象化している『源氏物語』の内実は一層鮮明に浮かび上がってくると思われる。
목차
要旨
1. はじめに
2. 後見なき女性と後見する男性
3. 女の外聞意識や「身」の意識
4. 「拒む女の物語」と容貌の問題
5. おわりに
参考文献
1. はじめに
2. 後見なき女性と後見する男性
3. 女の外聞意識や「身」の意識
4. 「拒む女の物語」と容貌の問題
5. おわりに
参考文献
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