초록
일본어
本稿は、古代語感情形容詞「をかし」とその類義語の意味․用法の全体的総合的な研究の一環として、また全体的な史的推移の傾向と意味体系の記述の糸口として、中古における「うつくし」の意味を中心にその詳細な意味領域を考察した。上代と中古における「うつくし」の意味領域を調査․考察した結果、次のようなことが「うつくし」の意味特徴として明らかになったと思われる。 第一、上代の『万葉集』における「うつくし」の意味は、全用例のすべてが①「可愛い、いとしい、愛らしい」の意味領域として解釈されることと、その用法と共にごく限定された意味․用法に用いられていることが明らかになった。 第二に、中古における「うつくし」の意味分析では以下のことがまとめられる。 ①上代の「うつくし」の意味として用いられた「可愛い」類の意味領域が第一の意味として八割以上を占めるが、新しく「きれいだ」類と「見事だ」類の意味が加わり、中古からは「うつくし」の意味拡張が見られる。 ②「きれいだ」類は「人間活動の主体」と「人間活動」に関する対象について多く見られ、「人間活動」においては人の様子を形容する場合が特に多いこと、「見事だ」類の意味領域は「人間活動の主体」を除いたすべての項目に見られることである。 ③平安時代を前期と後期に分けて考えると、平安前期の『落窪物語』当りからすでに意味変化の兆しが見られ、『宇津保物語』からは「見事だ」類の意味領域までに新しい意味拡張がおこる。さらに、これは用法の変化とも関係する。 しかし、「うつくし」から派生した複合形容詞「心愛し」とか、複合名詞、同じ語幹を持っている名詞や動詞などのような派生語までも取り入れたより幅広い考察が求められるが、今後の課題として残されている。
목차
1. はじめに
2. 先行硏究
3. 調査文獻および硏究方法
4. 「うつくし」の意味
4.1 上代における「うつくし」の意味
4.2 中古における「うつくし」の意味
5. おわりに
参考文献
