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韓国語母語話者の日本語スタイル切換え能力の習得 - 逆接を表す表現の場合 -

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한국어모어화자の일본어スタイル절환え능力の습득 - 역접を표す표현の장합 -

李吉鎔

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초록

일본어

本稿では、韓国語母語話者4名の日本語によるフォーマルな談話とカジュアルな談話を資料として、スタイル切換えの観点から逆接表現の切換え能力の習得および過剰な切換えの背景要因について考察を行った。その結果、次のようなことが考えられた。
まず、逆接表現形式の習得は、先に習得した形式を保持しつつ、新しい形式を習得していくという積み上げ式の習得である。
次に、学習者が切換え能力を習得する際に利用する手立てとして、次の2点を指摘した。すなわち、(1)言語内的な要因として、目標言語話者と同様に、前接形式の丁寧さの切換えを利用する。(2)言語外的な要因として、母語の社会言語的規範意識を活用する。
さらに、逆接表現形式のケレドモ・ケドの切換えと、前接形式の丁寧形式と普通形式の切換えとが連動したことによる逆接表現の過剰表出は、単なる母語の影響とは考えにくく、話し相手からの影響(話し相手へのアコモデーション)でもない。学習者が独自の体系を構築するなかで過剰般化を起こした結果である。

목차

Ⅰ. 研究の目的
 Ⅱ. 調査の概要および分析項目
  1. 調査の概要および資料
  2. 分析項目
 Ⅲ. 逆接表現の切換えの実態
  1. 母語話者の使用実態
  2. 学習者の使用実態
 Ⅳ. 切換え能力の習得過程
  1. 切換え能力の習得段階
  2. 目標言語の規則の利用
  3. 母語の社会言語的規範意識の活用
 Ⅴ. 過剰な切換えの背景要因
  1. 母語の影響かどうか
  2. 話し相手の影響かどうか
  3. 過剰般化かどうか
 Ⅵ. まとめと今後の課題
 【参考文献】
 <要旨>

저자정보

  • 李吉鎔 이길용. 中央大学校 教授, 社会言語学

참고문헌

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