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韓日、兩國の宮廷文學にみえる王妃の一生とその葛藤構造 -「枕草子」と「仁顯王后傳」を中心に -
한일 궁정문학에 나타난 왕비의 삶과 그 갈등구조 - 「인현왕후전」과「침조자」를 중심으로 -
초록
일본어
前回の拙論では、日本と韓國の宮廷文學というのは何であろうかという文學上における意味合いとそしてそこにみえる兩國の理想的女性像について考察してみた。今回は兩國の宮中文學を通し、そこに現れている王妃の生き方と葛藤構造について考えてみることにする。
<枕草子>は中宮定子と中宮彰子一家の攝關關白をめぐる藤原氏の權力爭いという歷史的事件のもとで描かれ、<仁顯王后傳>は仁顯王后と張嬉嬪という西人と南人という黨派爭いを背景にして書かれた伝記体小說である。そこには家門の沒落により、中宮の座から遠ざかったいた定子の姿と苦惱が隱れており、御子を生めなかった仁顯王后の宿命と苦惱が赤裸々に表れている。ところが、<仁顯王后傳>では仁顯王后と張嬉嬪という人物を<善>と<惡>という對決構図をもって極端的に描いているのに對して、<枕草子>はむしろそのような權力の暗鬪は無視したまま、もっぱら定子の華麗だった過去の榮華だけを殘している。それには葛藤關係にあった彰子に對して、嫉妬したり避難したりするような氣色は少しもない。
一方、仁顯王后は<孝>と<德>をもった第一の聖母像として讚えられており、定子は和歌や漢詩などを自由自在に驅使しつつ、優秀な文芸サロンを運營するリーダーとして描かれている。そこには朝鮮時代の儒敎的社會原理のもとで國母という王妃に求められていたものと、日本の平安時代に中宮という王妃にもっとも要求されていたものが違っていたことが分かるのである。
목차
Ⅱ. <인현왕후전>과 <枕草子>를 통하여
Ⅲ. <인현왕후전>에 나타난 인현왕후
Ⅳ. <枕草子>에 나타난 데이시(定子)
Ⅴ. 맺는 말
【參考文獻】
<要旨>
