초록
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本稿では、第六次「新思潮」の第四号(1921.7)に発表された川端康成の「油」を中心に論を進めたのである。これまでの研究では、作品「油」は〈孤児〉としての作家「川端康成」を裏付ける自伝的資料として扱われてきた。そしてよっつの「油」の先行論を検討してみたら、川端の「あとがき」の言葉と本文異同だけに重点をおいて論が進められた。 本文では、川端がいう「つくりごと」という言葉を〈創作〉として見る立場をとって作品を検討した。「私」は、「孤児根性」がどのようなものであるかわからず「感情の因習や物語の模倣で悲しむもの」かと、観念としてそれを捉えていたことに「気づき初めた」頃、過去の空白を「伯母の話」を中心に埋めていく過程を通して、「孤児根性」の観念の空虚さにも気づいたのだった。それに「油」の「記憶」復元あるいは創出を通して、「肉親の愛」つまり祖父母からの「愛」も認識できたことがわかった。 それで「油」こそ幼少年時代の「真暗」な「人生」から、「二十歳」になって〈希望〉に満ちる明るい世界へ導いてくれる媒介だったのではないか結論づけた。「油」は、「私」の失った過去の〈起源〉を探してくれるきっかけであったと同時に、未来を紡ぎだす原動力として「私」に注がれていた。
목차
1. はじぬに
2. [私] の心境
3. [私] の幼いときの記憶
4. おわりに
[參考文獻]
2. [私] の心境
3. [私] の幼いときの記憶
4. おわりに
[參考文獻]
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