원문정보
초록
일본어
本稿は日本の村落社會における民間信仰のありかたを信仰の主體の地緣的結合に注目し, 先ず長期間の現地調査から得た資料を提示し, いくつかの觀點から分析を試みた. その結果, 次の3点が明らかになった. 一つ目は多樣な民間信仰に對する民族誌的な(ethnographical)記述が日本に對する實證的な調査や硏究がほとんど行われていない韓國における初めての試みであり, その成果は韓國の民間信仰の比較硏究のための資料として十分な價値があると思う. 二つ目は宗敎學的な觀点からみれば, どうしても「いいかげんな」原始的な俗神としてなかなか硏究の對象になることのない日本の民間信仰が, 地域住民の現實的な生活というコソテキストおいては非常に重要な意味と機能をもっていることが確認できた. 三つ目は神佛と人人とのコミュニケ-ショソのためのメディアとしての供物(offerings)の性格や人人の供物と祈願に對する神佛のご利益という神佛と人人との互酬的(reciprocal)なメカニズム, 祭祠單位の地緣性という分析の화조みは日本の民間信仰の硏究に新しい視点を提供したと思う. これは日本の民間信仰を重点的に硏究してきた日本民俗學が主に神佛の性格や地域的分布, 歷史的な前後關係, いいかえれば神佛に對する供物と供饌行爲について, 事實の分析よりも記述に, また現象の構造的な理解より歷史的な變化過程に注目してきたことに對する筆者の批判的視点によるものである. もちろん, このような問題意識と分析視点が日本の村落社會の民間信仰を理解するのに必ずしも絶對的案件であるとは言えない. けれども, 日本文化の基層部分を形成してきた民間信仰の位置を考えれば, 本論文で提示されたいくつかの視点は日本の他の地域の民間信仰をも說明するのに相當な說得力をもつと思われる.
