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森鷗外の歷史小說「最後の-句」は$lt;歷史離れ$gt;の執筆方式によって制作された作品で, 作品の題目になった$lt;最後の-句$gt;は, 三日後斬罪に處せられることになっている父を救うために, 長女いちは願書を出す. この願書の眞意の問題で, いちの家族は取り調べられることになる. この尋問の課程において,「お上の事には間違はございますまいから」といういちの反抗の答えから「最後の-句」の題目は由來している. 「最後の-句」は, 斬罪に處せられることになっている父を救うために, いちが身代わりの願書を出している点においては原據と同じであり, このところに「獻身」が現れているのである. しかし, 原據におけるいちの行爲は, 父を救うための-念を持って願書を出す孝行娘の姿として描かれているのに對し,「最後の-句」のいちの行爲は, 理知的でかつ勇氣のある娘として描かれているのが目立っている. こういういちの思考と行爲は, 逃走した新七の代わりに父が斬罪に處せられることになったので, 自分たちも父の身代わりが可能であるという論理的な根據を投影していると言えよう. なお, 願書を書き, 尋問を受けながら町奉行の佐佐との對立する時のいちの行爲は單純な獻身ではなく, もっと理知的な行爲に違いないのである. 鷗外は, いちのこういう性格を浮き彫らせるため, 原據にはないいちの母の性格を「何-つ申し立てない」暗愚な女性として描いているのである. これは, 當時の生死與奪の權限を持っている權力に對抗するためには, 封建的な思考方式の旣成世代を排除し, 新しい性格の持ち主であるいちを作り出したのであると言えよう. このようないちをして「獻身の中に潛む反抗の모」と表現している權威に對抗しているのである. なお, いちの權威に對する反抗は, 鷗外の屬している陸軍に對する反抗であり, この反抗こそ, 鷗外の文學活動を白眼視していた人に對する反抗であると同時に, 封建的な思考方式で-貫している保守主義に對する反抗であり, 批判であると言えよう.
