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本稿では,朔太郎が昔の戀人であった仲子を指すとき使っている「仲子(ナカ)」,「人妻」,「エレナ」をキ-ワ-ドにして彼女との原體驗をどのように文學化していったかを考察し,さらにそれらのタ-ムによって何を表出しようとしたかの解明を試みた. 習作詩「君が家」は,仲子との付合の發覺をめぐる騷ぎとそれによって彼女に會えない辛さを詠んだ作品である.そして朔太郎は仲子と自分の關係そギリシア神話のぺルセウスとアンドロメダ-,つまり彼女を自分が救濟(結婚)すべき存在として考えてしいた.しかし彼女が外の人と結婚すると,その衝擊を歌物語「平塚ノ海」で彼女の身體性を消滅させることで秉り越えていた.さらに「みちゆき」で彼女を「人妻」として再構築することで中央文壇へのデビュ-を果たす. そして,エレナという彼女の洗禮名を使って$lt;聖なる宗敎詩$gt;を書き,もう-方では「きみ」という別の呼稱を使って$lt;性なる淫欲詩$gt;を書くことで,$lt;敬拜對象としての「エレナ」と淫欲對象としての「きみ」の使い分け$gt;を試みていた.それはエレナがへレネ-のイタリア語形であり,神話の中のへレネ-が$lt;奪われた女性/奪うべき人妻$gt;として描かれていたこととも深い關係があると思われる.つまりへレネ-の神話的背景とエレナの宗敎的側面が$lt;エレナ$gt;の兩性具有性を形成し,そこから朔太郎の$lt;聖·淫のアビバレンスな詩世界$gt;が構築されたと思う.
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