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本稿では『古今集』恋歌における他者、すなわち「~人」表現を中心に、「人」を修飾する表現の類型とその 様相について分析を行う。「人」という表現は平安時代の和歌や物語などで、「我」に対する相手の意味として用 いられている。もともと「人」とは人間一般をさす第三人称であるが、本稿では恋歌における恋人のことをさす第二人 称を考察対象とする。 『古今集』恋歌は、ひそかに人を思う初恋の歌に始まり、逢った後のいっそうの恋しさ、相手の心変わりを恐れる気 持、失った恋の悲しみとあきらめなどを詠った歌が、恋愛の進行の順序を追って配列されている。それぞれの恋の進行 段階で描かれる他者表現にはどのようなものがあって、どのような傾向と様相をみせるかについて調べた。 その結果、まず契りを結ぶまでの、逢わずして慕う恋の歌が収められている恋一(巻十一)と恋二(巻十二)に見える 「他者」は、「つれなき人」(5例)や「見ぬ人」(3例)という表現が目立っている。 妻問い婚の結婚生活のなか で、逢ったこともない人、すなわち「見ぬ人」を慕う恋と、逢ってくれない「つれなき人」に対する恨みの歌が入集され ている。 つぎに、契りを結んでなお慕い思う恋が詠われている恋三(巻十三)と恋四(巻十四)では、前段階でみられる「つ れなき人」というような恨みの表現よりは、「思ひそめてむ人」や「わが思ふ人」、「恋しき人」のように、愛に満ちた 肯定的な語彙で描かれている。なお、その恋人に対し「恋ふ」․「偲ぶ」․「頼む」のように、自分の恋情をすな おに表わしており、恋の最初の段階にみえるような恋人に対する恨みや嘆きの表現は見つからない。 最後に、恋五(巻十五)の他者規定においては、恋の最初の段階に用いられた「つれなき人」という表現がまたも や増えてくる。しかし、この恋五では、恋一と恋二に見られたような、恋人に対するいちずな恋心を詠いあげるよりは恋人 を待ち焦がれる自分のみすぼらしさ(「我ぞはかなき」)や恋のはかなさが浮彫りになっていて好対照を見せている。
목차
1. 序言
2. 本論
2-1. 恋一과 恋二에 보이는 「~人」표현
2-2. 恋三과 恋四에 보이는 「~人」표현
2-3. 恋五와 雑体에 보이는 「~人」표현
3. 結語
참고문헌
