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夏目漱石『門』論 -夫婦という制度と自然の葛藤-

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A Study on Natsume soseki`s 「Mon」

吳俊永

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초록

일본어

夏目漱石の『門』には夫婦が主人公として登場する。この夫婦は仲のいい夫婦として描かれているため、この作品 は主に理想的な夫婦愛を描いた小説として読まれてきた。本論文では、はたしてその夫婦に理想的な夫婦愛が託されて いるのだろうかという疑問を懐き、まず宗助夫婦の描かれ方に注意した。そして宗助の過去の罪が象徴的な表現で語ら れている点に注目し、なぜ肝要な部分を簡単にすませようとしたのか、その必然性について考察した。最後に『趣味の遺 伝』『それから』などの前作を射程に入れながら、夫婦という社会的制度のなかでの個人(自己)の問題について深層 的な考察を試みた。その結果、これまでの作品とは異なって、本能的慾望としての自然が人間の良心に対抗する道徳 的な悪として転化されていることが確認できた。 人間は社会的な存在である以上、いくら自己本位の思想を確立しようとも、自己と社会の緊張ㆍ衝突は避けられな い。そしておおむね自己の存在の意味を社会のなかから捉えようとする方向に傾かざるを得ない。漱石は最後に宗助を 社会と家族の間に立ち竦むしかない存在として描き出している。制度のなかで自然の抑圧を強いられたとき、宗助は初 めて過去の「罪や過失」を切り離して自己本位の生き方を考えるようになる。宗助にとっては、この自己本位こそ自分 を救う唯一の方法にほかならないが、その自己本位とは、自己の主体において制度(社会)を再構築することで、自己 の存在を定位するという意味であることは言をまたない。制度と自然の葛藤にあって自己はどうあるべきか。これが『門』 に託された新たな文学的主題であった。

목차

要旨
 1. はじめに
 2. 宗助夫婦のありよう-語り手の戰略
 3. 宗助夫婦の過去
 4. 夫婦という社會的制度と本能的欲望の相克
 5. むすび
 参考文献

저자정보

  • 吳俊永 오준영. 空軍士官学校 助教授

참고문헌

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