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有島武郎の『宣言』と廉想涉の『お前たちは何を得たのか』は,作者の思想が直說的に吐露されている初期作品として,自我に自醒めた新女性と婚約者,彼の友人との間の三角關係を成している.なお,廉相涉の『お前たちは何を得たのか』のマリアは,有島の『宣言』の理想的な愛を實行しようとする. 本稿では,作品間おける直接的な影響關係の證據の提示に留まらず,因果關係を明らかにし,ニつの作品にそれぞれ??いている近代的な自覺と愛に對する苦惱の樣相を考察することにした. まず『宣言』のY子は `性` に自醒めて婚約者Aの權威的な愛に反發し,`外界の規約` から免れようとするBによって性欲の罪惡感を克服する.さらにY子はBを愛するようになって,靈的な自覺に至り,婚約關係という因習,道德を超越して自分の愛を宣言する.一方,『お前たちは何を得たのか』の新女性マリアは放蕩な生活をおく,ていたが『宣言』を讀んでから,打算的に婚約している自分の狀態を `闇夜`「として認識する.ようたなるその變りに『宣言』の理想的な愛を說明してくれたミョンスへ,因習や信義を乘り超えて自分の靈肉を占領する `强いカ`を訴えているのである.それはマリアが.『宣言』5のY子がAを裏切るわけにはいかないという信義と,Bへの本能的な愛との間で苦鬪することを讀んだからである.有島の『宣言』が靈肉の自覺によって內面の眞實に徹底的に從って行くことが打ち出されている.これを廉想涉は獨創的に展開させて韓國の知識靑年たちの施行錯誤そ赤裸 に描寫することによって,因習や打算を乘り超えた `强いカ`を促しているのである.
