원문정보
초록
일본어
先行研究では、日本語における「御-」を冠した三字漢語についてほとんど指摘されていない。山田孝雄の漢語 研究の立場では二字漢語として扱っていて、実際に用いられている文中の考察がない。一方、待遇表現では、「御-」 を用いた三字語を待遇語として研究対象としている。この場合、想定される接辞は「ゴ․ギョ․お․おん․おおん․み」 の語形となって、語彙研究として重視される語形がそれぞれ確定しないままで扱われている。待遇表現の研究では、語 彙的視点に欠け、漢語研究においては待遇語的視点からの研究が不足している。 そこで、中世の説話集である『宇治拾遺物語』における「御-」の付いた三字漢語を調査し、その用法などにつ いて考察してみた。この『宇治拾遺物語』は、一七九の説話で構成されている雑纂形態の説話集であるので、説話 の伝承を考慮しながら、「御-」を冠した三字漢語の用法などを探ってみた。特に、『今昔物語集』『古本説話集』 『古事談』『東斎随筆』などの同文的な説話を中心に比較․対照を行ない、本集の「御-」を冠した三字漢語 がどのようになっているかを探り、その異なりについて検討を加えた。 その結果、 次のような点がまとめられる。 ① 前代の待遇表現では「 させ給ふ」などの和語を用いていたものが「御 」を冠した三字漢語に代用され ていく過程が窺える。 ② 使用語彙は文体によって左右されることが当然であるが、「御-」を冠する三字漢語が鎌倉期から多くなりつ つあったことが推定されるのである。 ③ 漢語の使用状況からみれば、 同文的な説話(先行説話)に二字漢語である例が三字漢語となっている。これ も「御-」を冠して二字漢語を日本的に使用した例と考えられる。
목차
1. はじめに
2. 用例の検討にあたって
3. 本集以外に同文的な説話の中に見える例との対比
4. 本集だけに見える例の検討
5. 終わりに
參考文献
