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초록
일본어
一般的に留学後の学習者の発話に現れる日本語の終助詞は留学前より豊富になっている。しかしどんな点がどの ぐらい伸びたのか、また伸びなかったのかについての詳しい調査が留学に送り出す側の韓国ではまだ十分になされてい ないと思われる。そこで、本研究では同年齢や親しい者同士の間で使用される言葉遣い、いわゆる「だ体」によるロ ールプレイにあらわれた終助詞を比較分析し、1年間の変化における主な項目を抽出することを目的とした。 関東地方の4年制大学に約1年間留学した被験者10人(全員女性、留学前の平均年齢は22才8ヶ月)を対象にし、 約束の変更をさせるロールプレイカード(韓国語で作成されているもの)を手渡し、それを黙読させ、その内容にそったロ ールプレイを行わせた。また、日本語母語話者にも同様のタスクを用いて調査を行なった。ロールプレイを行なわせる際、 話し相手である調査者自身の発話は最小限に抑え被験者の発話を最大限に引き出し、やむを得ない特別な場合を 除き被験者に助け船は出さなかった。 その結果、留学後10人中9人までが終助詞の種類の合計数を増やしていること、全員が終助詞の使用頻度を増 やしていることが明らかになった。終助詞別に顕著だった点は、一般的に男性によく使われていると認識されている「か な?」が留学後8人(留学前には出現せず留学後に新たに出現がみえたのはこのうち6人)に現れていた点と、間投 助詞の「ね」が留学後8人(留学前には出現せず留学後に新たに出現がみえたのはこのうち6人)に現れていた点 である。 留学前のタスク達成度から10人を上中下の3つのグループに分けて分析した結果、下位グループに留学後出現 している終助詞「かな?」「の?」「かしら?」「の」「ね」と間投助詞「ね」は中位グループにもすべて見られる ことがわかった。さらに中位グループに留学後に出現している終助詞の「かな?」「の?」「かしら?」「け?」「の」 「のよ」「ね」と間投助詞「ね」は上位グループにもすべて見られることがわかった。 本研究の結果から、だ体による約束変更のタスクでは、日本語母語話者にも実際に多く使われていて、留学前に 初級レベルにいた被験者でさえも1年後には身につけてきた終助詞の「かな?」と「ね」および間投助詞の「ね」は 教える意義があるのではないか、ということを提案したい。
목차
1. はじめに
2. 研究目的
3. 調査の概要
3.1 被験者
3.2 ロールプレイ資料収集の時期と場所
3.3 資料収集の方法
3.4 日本語母語話者に対する調査
4. 分析結果
4.1 だ体における終助詞の種類と頻度の変化
4.2 下位グループにおける終助詞の種類と頻度の変化
4.3 中位グループにおける終助詞の種類と頻度の変化
4.4 上位グループにおける終助詞の種類と頻度の変化
4.5 非留学の被験者の終助詞の種類と頻度の変化
4.6 各グループ間の比較
5. 考察
6. おわりに
參考文献