원문정보
초록
일본어
今日まで、アスペクトに関する日韓対照研究は盛んに行われてきており、ある程度の成果を挙げている。しかし、局 面表現の対照研究はまだほとんどなされていない。特に、局面動詞や局面表現を扱った研究、また局面動詞を体系的 に比較した論考は見当たらなかった。 そこで、本稿では、今後における日韓両言語の対照研究の基盤を築くために、局面動詞や局面表現について 日韓の比較対照を試みた。 本稿では、日韓両国語間には大筋において次のような対応関係があると認め、その枠組みの中で研究を進めて いく。(1)日本語の開始の局面を表す局面動詞「~始める」「~出す」「~かける」形には、韓国語の「~기 시작하다(ki sicakhata)」が対応していることが分かった。(2)継続の局面を表す「~続く(続ける)」に対応す る形式は、韓国語は基本的に存在しない。ただし、意味上は、「계속(kyeysok):続けて、ずっと」「계속해서(kyey sokheyse);続けて、ずっと」などのような副詞や副詞語が対応する。(3)終了終結の局面を表す局面動詞「~ 終える(終わる)」形に対応する韓国語の形式は、「~내다(nayta);きる」しかない。ただし、意味上は、「다(ta);す べて」「모두(motwu);みな、すべて」「전부(cenpwu);全部」などのような「副詞+動詞」形や「~을(를) 끝내다(ul/lul kkuthnayta);~を終える」などという形式が対応すると認め、その枠組みの中で研究を進め、検証し た。 なお、上記のようないろいろな局面において、韓国人が実際にどのような韓国語の表現を選ぶかについては、単語と 文に分けたアンケート調査を行い、おりおりその結果によりながら、検討を進めた。
목차
1. はじめに
2. 両言語の局面動詞の枠組み
2.1 局面動詞の規定
2.2 両言語の局面動詞の枠組み
3. 開始の局面を表す局面動詞の対照
4. 継続の局面を表す局面表現の対照
5. 終了終結の局面を表す局面表現の対照
6. まとめ
参考文献
