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本稿は井原西鶴以降浮世草子の推移を確認するための考察である。このため西鶴以降の浮世草子作者の中で最も多くの作品を残し、江戸中·後期の戯作にも多くの影響を与えた、八文字屋本の代表作者江嶋其磧について述べる。其磧と同時代を生きたライバル西沢一風と自笑の作品とを共に比較分析して,その結果得られたものは其磧作品の特徴を示すものであると捉える。 具体的には其磧作『義経倭軍談』と一風作『御前義経記』、自笑作『風流言花平家』を比較分析した。其磧が『義経倭軍談』を執筆する前後の状況を考えると、彼はライバル二人より浮世草子作者として優位に立つ作品執筆の必要性を認識していたと思われる。従って一風と同じ義経を素材にし、ある程度好色化すること、自笑と同じ義経を絡ませた時代物を作ることが自然と行われ、その結果が『義経倭軍談』となったと推測される。つまり、内容の上では一風を、形式上では自笑に倣い、これを一段と工夫したのである。その工夫が見られるのが、ライバル両者の作品と全く同じでもなく、違わない点である。 以上、『義経倭軍談』の分析·考察により、其磧は浮世草子作者として単に西鶴だけに倣うのではなく、同時代のライバルの作品をも強く認識していたことがわかる。これにより、其磧独自の義経物への関心の発端が確認でき、また浮世草子作品の成立過程の一端を垣間見ることが出来た。
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