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초록
한국어
日本の近代小説を韓国語に訳した場合の問題点について考察してみた。使用したテキストは、主に太宰治の 『斜陽人間失格・桜桃・走れメロス』(2000,文春文庫)の中の『人間失格』とその訳本『인간실격·사양』(2003,문예출판사)、武者小路実篤の『愛と死』(2003-101刷,新潮文庫)とその訳本『한심한 짝사랑』(1998,도서출판 소화)の中の『사랑과 죽음』、島崎藤村の『春』(2003-78刷,新潮文庫)とその訳本『봄』(2000,도서출판 소화)、夏目漱石の『吾輩は猫である』(2002-89刷,角川文庫)とその訳本『나는 고양이로소이다』(1997,문학사상사)の4冊である。さらに翻訳の原則に関しては、平子義雄の『翻訳の原理』(1999,大修舘書店)などを参考にした。第一に、翻訳をする際には如何なる原則で翻訳をしたかが記されねばならないが、4冊の内で少しでもその原則を記したものは『나는 고양이로소이다』だけであった。他は作品の紹介と訳者の翻訳した際の感想を述べるにとどまっている。第二に、近代語の誤訳が多い。近代語は現在の言葉に翻訳する際に意訳する必要があるが、正しく把握することが重要である。第三に、文化素の翻訳は、註をつけるか本文の中に簡単な解説を入れるものが多かったが、その方式に原則がない。文化素として註や解説が必要であるものに註や解説を入れなかったり、註や解説自体が誤りである場合があった。第四に、韓国語で日本の固有名詞を表記するのに、現在の標準的な表記法から外れていたり、原則性のない翻訳があった。以上から、日本近代小説を韓国語に翻訳する際には、原則を明らかにしながら、それに則って近代語や文化素を翻訳し、註や解説の形式を統一し、日本語の固有名詞の韓国語表記を統一しなければならない。
목차
1. 緒言
2. 如何なる原則で翻訳するのか
3. 現在あまり用いられない言葉の翻訳に関して
3.1. 近代語を良く意訳した例
3.2. 近代語を誤訳した例
4. 文化素の翻訳
5. 固有名詞の表記法の問題
5.1 太宰治の訳本『인간실격・사양』(引用文は全て太<原>、太<訳>)
5.2. 『인간실격・사양』以外の訳本の日本語表記
6. 註の形式と原則の問題
7. 結語
参考文献