원문정보
초록
일본어
中世日本語の代表的口語資料の一つである抄物資料を調査対象に、中世日本語の原因·理由を表す接続形式(以下、因由形式)に対する考察をおこなう。中世日本語の因由形式には、十数個の形式があるが、本稿では、ホドニ、已然形バ、トコロデ、ニヨッテ、ニヨリテ、ユヘニなどを主な考察対象とする。現代日本語における文の階層構造を説明する南不二男の階層論に基づき、これらの因由形式に対する体系的把握を試みる。本稿の考察の結果、抄物の因由形式に対して以下のことが明らかになる。 (1)従属句の構成成分からみると、抄物のホドニが構成する従属句(以下、ホドニ句)は、已然形バ、トコロデ、ニヨッテ、ニヨリテ、ユヘニなどが構成する従属句よりも広い範囲の構成成分をもつ。 (2)抄物のホドニ句は不変化助動詞をその述部にもつことができる。他の従属句は、その述部に不変化助動詞をもつ例がない。 (3)包含関係からみると、抄物のホドニ句は、已然形バ句、トコロデ句、ニヨッテ句などを包含する関係にある。 (4)南不二男の階層論の分類を抄物の従属句に適用すると、抄物のホドニはC類、他の因由形式はB類に分類できる。 (5)B類に分類される因由形式間にも階層の差が認められ、考察対象とした抄物の因由形式は以下のような順でモダリティ性が高いといえる。 ホドニ > トコロデ > 已然形バ > ニヨッテ·ニヨリテ > ユヘニ
목차
要旨
0. はじめに
1. 現代日本語と中世日本語の因由形式の比較
2. 現代日本語の文構造に対する階層論的観点
2.1. 従属句の階層とその構成成分との関係
2.2. 従属句間の包含関係
2.3. 階層論に対する本稿の立場
3. 従属句の構成成分と帰結句からみる抄物の因由形式の階層
3.1. 已然形バの構文的性質
3.2. ホドニの構文的性質
3.3. ニヨッテ․ニヨリテの構文的特徴
3.4. トコロデの構文的特徴
3.5. ユヘニの構文的特徴
3.6. 「ントス」について
3.7. 3節のまとめ
4. 包含関係からみる抄物の因由形式の階層
4.1. ホドニと已然形バ
4.2. ホドニとトコロデの包含関係
4.3. ホドニとニヨッテ․ニヨリテの包含関係
5. まとめ
参考文献
0. はじめに
1. 現代日本語と中世日本語の因由形式の比較
2. 現代日本語の文構造に対する階層論的観点
2.1. 従属句の階層とその構成成分との関係
2.2. 従属句間の包含関係
2.3. 階層論に対する本稿の立場
3. 従属句の構成成分と帰結句からみる抄物の因由形式の階層
3.1. 已然形バの構文的性質
3.2. ホドニの構文的性質
3.3. ニヨッテ․ニヨリテの構文的特徴
3.4. トコロデの構文的特徴
3.5. ユヘニの構文的特徴
3.6. 「ントス」について
3.7. 3節のまとめ
4. 包含関係からみる抄物の因由形式の階層
4.1. ホドニと已然形バ
4.2. ホドニとトコロデの包含関係
4.3. ホドニとニヨッテ․ニヨリテの包含関係
5. まとめ
参考文献
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