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本考は、太宰の作家生活の出発になった短篇小説である『魚服記』を、着想のきっかけになった上田秋成の『雨月物語』巻二に収録された「夢応の鯉魚」と比較分析し、太宰の作家としての出発と古典との関りを究明してみようとしたものである。この二つの作品を見てみると、まず、太宰が「夢応の鯉魚」から得たものは鯉魚に化した興義が漁父文四の垂れた釣糸に捕えられ、まな板にのせられて切られる運命にあったところ、ここで太宰は自分の長兄である文冶を思い出したということである。そしてとうとう切られたと感じたところで夢が醒め、ずっと後年に、天寿を全うするまで興義の芸術の完成は彼の作家願望につながると思われる。このように長兄の文冶を認識した太宰は『魚服記』で義経と八郎物語を兄弟の愛に描いてスワの孤独感を表している。興義と同じくスワも鮒に変身して完全な解放感を味わうが、スワの二度の変身を通して現実に対する執着と未練が見られる。これは當時、太宰の津島家に対する愛着であると言えるだろう。
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