초록
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世阿弥の夢幻能作品のうち、老人を主人公とするいくつかの作品があるが、それらの主人公たちが抱いた執心の有りようには、一つの興味深いところがあり注意される。というのは、その執心の有りようが世阿彌が能楽論書『風姿花伝』で説く「老木の花」論と通底しているところが見られるからである。そこで本稿では、老人を主人公とする作品のうち、その主人公が晩年における人生の開花期に限りない執心を向けている点で似通っている『檜垣』と『融』の二作に焦点を絞って考察してみた。その結果明らかになったことは、その主人公像の造形において作者なりの作為が施されているということである。つまり、作者の世阿弥は、老人を主人公とするこれらの作品の中に、自らの「老木の花」理論にもとづいた主人公像を造形しており、その「老木の花」に執心を抱いている姿を作品のなかに組み込んでいるということが確認されたのである。
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