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日本吳音の声調に関する一考察―韓国漢字音声調と法華経音声調との対比を中心に―

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About the Character of the Voice Tone of Sino-Japanese Go-on

趙大夏

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초록

일본어

呉音の祖系音になった漢字音は、中国六朝時代の東南部音で、それが韓半島を経て日本に伝来されたと考えられるが、呉音の形成における韓国漢字音の影響は決して無視することはできない。呉音と韓国漢字音の音形の類似性については、かつてからいろいろな学者によって研究されてきたが、両者の声調体系についての比較研究はあまり行われていない。ところが、例えば、呉音の声調体系に見える上·去声の合流は韓国語の漢字音の声調体系にも見えるので、両者の声調も関わりがあるように見られる。 古代韓国語の声調には、低調と高調の調値があって、さらに長短の区別があった。そこに、漢字音の伝来とともに中国語の声調が入り、中国語と異なる声調体系を持つ当時の韓国人はこれを聴取した時、混乱を起こしたのであろうが、固有語の声調と融和させながら受け入れたと言える。そこで、中国声調の平仄における仄の上声・去声・入声は長短によって区分したと見られ、上声と去声は長調として受け入れたと考えられる。そして、これが呉音の三声体系(平·去·入)の形成に影響を及ぼしたと考えられるが、呉音における去声の上昇調は長調にあたるものと見られる。 六朝時代にも去声を中心にした混亂はあるが、その調値がどのようなものであったかは分かりにくい。それは、調類の混亂であり、六朝時代の声調も四声体系であったと考えられる。 また、音の調値から見て、中期朝鮮語の調値と韓国慶尚道方言の漢字音の声調の調値とは、その高低関係が逆になっている。中期朝鮮語の漢字音の調値は漢音の調値と同じように中国中古音の声調を反映しているのに対して、漢音の調値に相反する呉音の声調は慶尚道方言の声調と類似しているのである。 法華経読誦音の声調と慶尚道方言を韻書(広韻)の声調と対照させると、広韻の調値に相反し、さらに両者の相反する漢字の一致率が非常に高いことから、呉音の形成における韓国漢字音の影響がかなり大きかったと見られる。

저자정보

  • 趙大夏 조대하. 서울여자대학교 일어일문학과 전임강사

참고문헌

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