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일본어
本稿では、江戸初期の東国語に現われる二段活用の一段化の特徴について、当時の東国語資料4種(『妙続大師語録抄』『火堯和尚再吟』『三河物語』『雑兵物語』)における一段化の実態の分析結果に基づきながら、上方語との比較を通して考察して見た。その結果、文法史的な特徴と方言史的な特徴を中心にして、幾つかの特徴的な事実が明らかにされたかのように思う。まず、文法史的な特徴としては、①動詞の一段化は助動詞の一段化より早い。②下二段活用動詞の一段化例(47語79例)が多数占められている中で、上二段活用動詞の一段化例が「生(イキ)る」と「過ギレ」の2語2例見られる。③動詞の場合、上方語と異なって終止·連体形と已然形との間における一段化の遅速差は見られない。④全体から見ると、少音節動詞の一段化は多音節動詞の一段化より早い。⑤文体的な面から見ると、会話文の一段化は地文の一段化より早い、という事実が指摘できた。 一方、方言史的な特徴としては、⑥東国語における動詞の一段化は上方語の一段化より早い。⑦東国語における助動詞の一段化は上方語の一段化より早い。⑧促撥音便化の接頭語動詞の一段化例が6語8例見られる、という事実が指摘できた。 特に、ここで注目を引くのは、文法史的な特徴③と方言史的な特徴⑥⑦⑧である。前者は活用形に拘らず東国語における進一歩した一段化の反映結果と捉えられるもので、終止·連体形の一段化は已然形の一段化より早いという上方語と異なるからであり、後者は東国語と上方語との一段化の遅速差の検討時、東国語の一段化は上方語の一段化より早いという事実を具体的に見せてくれるからである。
목차
1. 序 論
2. 調査 資料 및 考察 方法
3. 二段活用의 一段化 實態
4. 文法史的 特徵
5. 方言史的 特徵
6. 結 論
參考文獻