원문정보
초록
일본어
本稿は2003~2004年の間に行われた韓国における日本語研究の主な流れを全国規模の専門学術誌に掲載された500の論文を通して把握してみようとしたものである。これは1994年を起点にして、それ以後韓国で行われた日本語研究の流れを把握するために計画された作業の一環であり、前回(2001~2002年)の調査の続編としての性格を持っている。 調査の結果、2003~2004年の間に行われた500本の研究論文は、文法(182)、日本語史(115)、日本語教育(81)、語彙(45)、社会言語学(39)、音声․音韻(23)、その他(9)、文字․表記(6)の順に研究活動が進行していることが分かった。前回の調査と比較してみる時、語彙分野の論文数が増え、社会言語学との順番が入れ換っていることが窺える。 最も研究比重の高い文法研究は前回と同じようにモダリティ(modality)とヴォイス(使役․受動․自發)に関する研究が活発に行われていることが確認できた。日本語史研究の場合は、漢字音と近代漢字語、そして文法史の研究が相対的に活発であったと言えよう。また、日本語教育においては教育開発と教育実態調査に関わる論究が多かった。1999年以来、増加し続けたコンピューターやインターネット関連の論究は今回ではやや低調の傾向を見せている。 分野別研究において韓国語との対照研究が占める比率(対照研究/分野別研究)は、語彙(17/45)、社会言語学(14/39)、日本語史(28/115)、文法(39/182)、音声․音韻(4/23)、文字․表記(1/6)、日本語教育(3/81)の順の分布を見せている。語彙分野で最も韓日対照研究が活発であり、日本語教育においてそれが最も劣勢におかれているのは前回の調査と同じ傾向を見せているのであるが、2002年を起点にして徐々に語彙分野の研究が活発になっている状況は今後の研究動向と関わり注目に値する現象と言えよう。