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政治小說の「写実」と韓国 -『胡砂吹く風』から『小説東学党』へ-

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Representation of Korea in Japanese Political Novels

水野達朗

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초록

일본어

坪内逍遥の「写実」理論以降、衰退したとされる政治小説だが、明治20年代の政治小説家たちは、逍遥の説く「写実」を取り入れ、政治小説を書き続けた。この時代の政治小説には、当時の国際情勢を反映し、韓国を舞台としたものがあるが、ここで「写実」の対象として、韓国の「風俗人情」が見出される。   韓国を「写実」することは、日本人である読者向けに割注や注記を挿入するなど、小説の記述様式を重層化することを意味した。服部徹の『小説東学党』は、半井桃水の『胡砂吹く風』に刺激を受けて書かれているが、これらの作品には、外見は韓国人だが、政治的信念など中身は日本人である人物が登場する。彼らは韓国の「風俗人情」に従うが、時にこれに合わない言動を取り、正体が露見しそうになる。   服部徹は『小説東学党』で、桃水の『胡砂吹く風』に欠けていた「当今の形勢」を描くことを課題としていた。当時、日本帝国主義による侵略が進行する中、政治小説家たちは両国の連帯という理想にこだわり続けたが、桃水は現実の動向とは別の次元で、理想の関係を描こうとした。これに対し「当今」の現実を重視する服部の場合、理想は現実を単に正当化し、追認するだけのものに変わる。   こうして、韓国の「風俗習慣」に合わせて「写実」される外面と、日本人としての内面との間、政治的な現実として「写実」される「当今の形勢」と、両国連帯の理想との間の断層が提示されるのだが、『胡砂吹く風』から『小説東学党』に至る過程で、外と内との相克は次第に沈静化し、批評性を失っていく。

목차

要旨
 1. 韓国の「写実」
 2. 偽装される人物
 3. 「唇歯」の絆
 4. 外部と内部
 参考文献

저자정보

  • 水野達朗 高麗大学校 日語日文学科 助教授, 近代文学

참고문헌

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