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아쿠타가와 류노스케(芥川竜之介)의「갓파(河童)」론 ─상대적 가치의 추구에서 가치의 상실로─

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A Study about Akutagawa-Ryunosuke's Kappa -From?the Pursuit of Relative Value to the Loss of Value-

김효순

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초록

일본어

「河童」は芥川竜之介が自殺する直前に書いた小說で、社会批判的な、或は、風刺的な内容ではあるが、批判の矛先が鋭くなくて、中途半端だと評価されて来た。本論文では芥川自身が執筆契機として述べた「僕自身に対するデグウ」が何かという問題を芥川の晩年の作家精神と関連づけて明らかにし、それが「河童」の構造や主題とどのようにかかわっているかを検討してみた。 河童の世界は表面的にみると、人間世界を逆にした、別の世界を描いたようであるが、作品のいたる所で人間世界との同質性が強調されている。檢閱制度や戀愛の方法、帝国主義の暴力性、家族や結婚制度、資本主義の搾取と失業の問題などは全部人間世界の現実を逆にしたものだとはいうが、実はそれらは全部、どの社会にもあり得る矛盾とか非合理を表しているのである。このような河童世界と人間世界の同質性の強調は、今までは作品が風刺小説、あるいは社会批判小説として、徹底的ではないという、否定的な評価を生んだ原因となっていた。 しかし、このような兩世界の同質性の強調とそれへの批判は、日本の現実や文化を外部の世界から眺め、価値の多様性と相対性を主張しようとした、芥川の作家精神に照らしてみると別の意味があると言えよう。多様な価値を認めその価値を主張しようとした作家精神が、この作品ではすべての価値の否定という正反対の有り様を見せているのである。すなわち、芥川は「桃太郎」の鬼の文化、「俊寛」の鬼ケ島の文化、「第四の夫から」のチベット文化、「湖南の扇」の人血ビスケットの肯定など、価値の多様性を主張したが、「河童」では人間世界とそれを逆にした世界としての河童世界を両方とも否定しているのである。どの世界の制度や、思想、芸術、宗教も、尽き詰まれば人間が作った、恣意的で虚構的なもので、矛盾と非合理を孕んでいるというのである。それは境遇と偶然と信仰が運命を司るかぎり、人の運命が苦悩に満ち、それから免れる方法は気違いになるか死を選択するしかないという作家精神の表現にほかならないといえる。 その理由はいろいろ考えられるが、価値の多様性を主張しようとした作品の失敗とそれにともなう挫折感から来たと思う。つまり「河童」は自分の作家精神の失敗に自覚的で、価値を喪失した芥川自身に対した‘デグウ’をリアルに描いた作品だと思われる。

목차

要旨
 1. 서론
 2. 아쿠타가와의 만년의 작가정신
 3. 「갓파」의 구조
 4. 갓파세계의 운명─유전, 경우, 신앙, 우연과 관련하여─
  4-1. 유전과 운명
  4-2. 경우(환경)와 운명
  4-3. 예술과 종교의 추구
 5. 결론을 대신하여-가치의 상실
 참고문헌

저자정보

  • 김효순 고려대학교 강사, 일본근현대문학전공

참고문헌

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