원문정보
초록
일본어
本研究では、1973年以降、現在まで韓国で出版された高等学校用の日本語教科書合計70冊を対象とし、どのような日本․日本人像が提示されているのか、各教育課程期ごとに分析した。その結果、第6次教育課程期以降の教科書において、日本に関する情報の提示量が増大すると同時に、内容として日常生活情報と言語行動に関する情報が重視されるようになり、日本人高校生と韓国人高校生との接触場面が頻繁に提示されるようになったことが分かった。これは、第6時以降の教育課程において日本文化理解重視が謳われ、日本語が日韓交流のための言語として位置づけられたことを反映していると考えられる。また、第5次教育課程期の教科書以降、韓国人が日本滞在経験や日本人との接触経験によって、自文化に対する認識が変わったと述べる場面が取り入れられていた。これは、日本との接触が自己成長のきっかけとして提示されていることを示していると考えられる。さらに、第7次教育課程期の教科書では、それまで提示されつづけてきた日韓関係の歴史に関する内容が無くなっていることから、日本語教育と歴史認識とを区別しようとする動きがあると考えられる。一方、日本に関する情報として、年中行事や伝統芸能が高い頻度で提示されていることは、1973年以降、変わらなかった。これは、高等学校における日本語教育において比較的静的な文化が重視されていることを示している。また、日本人は、1973年以降、韓国人の親しい友人であり、韓国文化を理解し、高く評価する存在として描かれつづけていた。これは、日本人と韓国人との理想的な交流の姿を描いたものであると考えられる。
목차
1. はじめに
2. 分析の枠組み
2.1 先行研究
2.2 分析の方法
3. 分析結果
3.1 日本に関する情報の提示頻度
3.2 日本に関する情報の内容
3.3 日本に関する情報の提示方法
3.4 日本人の登場頻度
3.5 登場する日本人の役割
3.6 接触場麺における話題
4. まとめと考察
参考文献