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上代人名における一音節形態素 ─古事記․日本書紀における対比的命名法を中心に─

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On Monosyllabic Morpheme in Ancient Personal Names: With an Emphasis on Contrastive Naming in Kojiki and Nihonshoki

崔建植

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초록

일본어

本稿は、古事記․日本書紀(以下、記․書紀)における同一家族間の人名に含まれた一音節形態素のあり様について考察したものである。以下、考察の結果をまとめると次のようである。  まず、記․書紀の人名における一音節形態素による対比的命名法は、命名のパターンが籍帳の人名におけるそれとたいへん類似していることが指摘できる。人名で行われたこのような対比的命名法のもつ意義は、もちろん個体識別にある。二者を識別するため、片方あるいは両方に一音節形態素を付加(削除)あるいは改変することで、個体間識別の顕著化を図ったものと見られる。 籍帳と記․書紀とでは、資料の性格を異にしており、記録当時の実状をありのまま伝えている籍帳と違って、記․書紀においては、伝承上の違いによる異伝の問題を始めとして、政治的意図による作為性の問題や、後代の竄入による改竄の問題、さらに書写時に起こる単純な誤謬の問題に至るまで様々な要因が絡んでいて複雑な様相を呈している。それにも拘らず、資料的性格の異なる両文献における命名様相に類似性が認められることは、記․書紀における固有名詞の書記形態が、籍帳に表されているような命名法─当時の一般庶民における人名で通用されていた命名法─と軌を一にしていることを物語っている。 一方、一般語彙においても人名と同様な形式のものが観察される。たとえば、同音異義語「あ」から複音節語化した「あし(足)~あぜ(畔)~あみ(網)~あれ(吾)」間に見られるように、単音節語による意味上の混同を避ける手段として上代以降行われた多音節語化にその傾向が見られる。また、助数詞「つ」が、一桁、すなわち一から九までの場合と、十との間において、また、一桁と二桁間において、「つ─◯」「つ─ち」のように対応しているのは、桁ごとの数詞群において行われた一種の弁別指標と見られる。これは、人名における一音節形態素の有無による対比的命名法(A類型)と、両者の異なる一音節形態素による対比的命名法(B類型)と全く同様な形式で、人名で一音節形態素が個体間の識別指標として用いられたのとたいへん類似するものであろう。

목차

要旨
 1. はじめに
 2. 一音節形態素の有無による対比的命名法
  A-1. 「有―無」型
  A-2. 「無―有」型
 3. 両者の異なる一音節形態素による対比的命名法
 4. 一般語彙における用例
 5. まとめ
 参考文献

저자정보

  • 崔建植 최건식. 釜慶大学校日語日文学部 教授

참고문헌

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