초록
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『源氏物語』において賀茂神は、都を去らなければならない切迫した状況で光源氏が無実を訴える対象として描かれている。都を去らなければならい窮地に追い込まれた源氏は、「ただすの神=賀茂神」に無実の罪を晴らしてくれるよう訴えるが、このように源氏が須磨に退居せざるをえない状況において頼った賀茂神は、単に罪の有無を糾してくれる神としてのみならず、王権の守護神としても重要であったのである。それは、賀茂神遥拝後故院(桐壺院)の御陵参拝が行われ、王権の守護神たる賀茂神と先帝の祖霊的働きによって源氏が都へ召還され、冷泉帝即位と明石姫君の入内によって源氏の栄華が築かれていくからである。このように賀茂神は、源氏を栄華へ導く神として機能し、物語展開に大きな役割を果たしているのである。
목차
要旨
はじめに
1. 賀茂神の伝承と神格-王城鎮護の神
2. 平安朝における賀茂信仰-皇位と任官を司る神
3. 光源氏の賀茂信仰
4. おわりに
参考文献
はじめに
1. 賀茂神の伝承と神格-王城鎮護の神
2. 平安朝における賀茂信仰-皇位と任官を司る神
3. 光源氏の賀茂信仰
4. おわりに
参考文献
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참고문헌
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