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『源氏物語』紅梅大納言の邸宅に関する考察

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A Study on the Residence of the Kobai-dainagon of Genji Monogatari:Focus on the Architectures Space and Narrative Field

金秀美

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초록

일본어

紅梅巻の冒頭では「七間」という大納言の寝殿の規模や具体的な登場人物の配置が提示されている。石田穰二氏はこのような異質的な表現をこの巻が紫式部作でない根拠の一つとして取り上げる。しかし、『源氏物語』の中で寝殿の規模が数字で示された例は当該個所のみであり、ここでの空間描写が以後の物語内容と密着していることを考えると、今まで看過されてきたこれらの記述こそ、この巻の物語世界を的確に把握するための重要なポイントになるのではなかろうか。本稿は、このような観点から、紅梅巻の物語世界を把握する独自な方法の一つとして、本文に描かれた建築物と登場人物の居所に注目し、物語展開と関わらせて検討してみることとする。 まず「七間」という当時の邸宅と比べられる具体的な数字を提示することによって、源氏と対抗すべき藤原摂関家の当主たる大納言の位境が表現されていることを指摘した。又、大島本の本文では、紅梅大納言を娘たちと一緖に寝殿に配置するという『源氏物語』において稀な空間配置をしていた。そのような大納言の位置は、大君の入内後、宮の御方に接近しやすいトポスと変わり、寝殿の性格も家族空間から大納言の色好みの場と変わっていくことを検討した。このように、紅梅巻における建築空間を分析することによって、物語が発する様々な情報を汲み上げると共に、物語世界がより総体的に把握できると思われる。 以上のように、本稿は、本文の中に描かれた紅梅大納言の邸宅と登場人物の居所を読み解く作業を通して、その建築空間の性格を的確に把握し、物語世界を総体的に捉えようと志したものである。

목차

要旨
 1. はじめに
 2. 寝殿の規模-その数字が意味するもの-
 3. 物語本文における登場人物の居場所
 4. 紅梅大納言の位置と色好みの場
 5. 物語における紅梅大納言の邸宅の性格
 6. おわりに
 参考文献

저자정보

  • 金秀美 김수미. 高麗大学 非常勤講師

참고문헌

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