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谷崎潤一郞の「天才」物語 ― 「金と銀」を中心に ―

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“Genius” Narrative of? Junichiro Tanizaki: Reading “Kin-to-Gin”

徐昌源

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초록

일본어

大正期は、さまざまな天才論が本格的に翻訳・出版され、一般大衆にまで広く受容された時代である。谷崎 も、この時期に「天才」を主要なモチーフにした物語を次々と書いている。とりわけ「金と銀」(大七)には、 同時代のロンブローゾらによる天才に関する言説や、漱石の死をきっかけに人口に膾炙するようになった天才の脳 髄をめぐる言説などが見え隠れしている。しかし「金と銀」には、多くの天才論者が共通して追求してきた超越的 な天才が存在しない。大正期の谷崎の「天才」をめぐる物語は、いわば天才不在の「天才」物語として編まれ ている。同時代のロンブローゾのように、天才の中に狂気を見いだす天才論においても、決して天才と狂気との 同一性を示唆しているわけではない。天才と狂気との類縁性を指摘することはあっても、結局のところは、天才を 本物の精神病者とは弁別して、超越的なるものとして措定していたのである。大正五年前後の谷崎のテクストに は、さまざまな天才論がつなぎ合わされていると同時に、さまざまな天才論から切断されている。つまるところ谷崎 のテクストには完全で超越的な天才が不在している。しかし、天才の不在ゆえに天才が夢見られ、天才への想像 力が一層掻き立てられる。谷崎のテクストは、新たな天才を創造させるためではなく、ひたすら天才を語りつづ け、夢見つづけるための書記行為として編まれている。

목차

要旨
 1. 研究の目的及び方法
 2. 天才漱石の死/谷崎の「天才」物語
 3. 超越的な天才/だらしない「天才」
 4. 天才/狂人(白痴)/能才
 5. 天才の記憶力/記憶喪失の天才
 6. 結び
 参考文献

저자정보

  • 徐昌源 서창원. 早稲田大学院教育学研究科, 研究生

참고문헌

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