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芭蕉は常に自然を句の素材として取り扱い、芭蕉の文学世界の精神的な栖として存在していた自然の役割は、実に大きいものであったといわざるを得ない。芭蕉の作品の中からは、時代の推移を反映するかのように様々なパタンで登場しており、晩年には芭蕉の俳文学の核ともいえる中心的存在として彼の作品のあちこちで描かれていることが散見出來る。世からは自然詩人とも、旅詩人ともいわれている芭蕉の文学の出発点はまさに自然であったのであり、その終着点も自然であったといえそうだ。 そして芭蕉に大きな影響を与えた荘子の思想世界にあらわれている「自然」の概念の多くは、当然中国の伝統的な「自然」の概念からきたものであり、それは『荘子』の寓話のあちこちから散見出來る。しかし中国の伝統的な「自然」の意味と『荘子』の寓話にあらわれている「自然」の意味を比較してみる時、両方の「自然」の意味が必ずしも一致しているとはいいがたいのである。 芭蕉の作品のなかの「自然」を中心に、彼の自然観の変化と成立の過程を調べ、更に芭蕉の俳文学のなかにあらわれている「造化」と「自然」との関係を明らかにし、芭蕉の俳諧に於ける「自然」と「造化」の役割とその位置づけを考察し、荘子の思想の根底を成している「自然」に注目し、時々「自然」のかわりに用いられた「天」が荘子の思想世界では、どのような意味をもっているのか、またその役割に関して考察したのである
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