초록
일본어
本稿は、近代以降における非情の受身の発達の要因について考察することを目的とし、その一因となっていると思われる自動詞的対応項としての受身の役割について検討する。そのために、動詞の自他対応の有無および動作主表示と非情の受身との関わりについて考察し、非情の受身が対応する自動詞を持たない無対他動詞の自動詞的対応項として発達している可能性について検討してみる。 調査結果、近代以降における非情の受身の急増に直接的に影響しているのは、非情の受身の約七割を占めている無対他動詞の受身であることを確認することができた。特に動作主が明記されていない無対他動詞の非情の受身は、非情の受身の全用例において五割以上を占めるに至っていた。対応する自動詞を持たない無対他動詞において、動作主を伴わないそれの受身は動作主が明記されている場合より自動詞的な表現に近づいており、もし動作主を想定することが全くできないとすれば、さらに自動詞に近くなっていると考えることができる。近代以降発達した非情の受身においてこういう用例が占める割合が高いことは、能動に対応する受動としての役割のみならず、他動詞に対応する自動詞的対応項としての役割が受身に要求されたからではないかと思われる。
목차
要旨
1.
はじめに
2. 非情の受身と自他対応
3. 非情の受身と動作主表示
4. おわりに
参考文献
1.
はじめに
2. 非情の受身と自他対応
3. 非情の受身と動作主表示
4. おわりに
参考文献
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참고문헌
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