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後期洒落本と『春香伝』に見える滑稽化方法についてー「反予期ㆍスカトロジーㆍ卑猥」を中心に ー

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康志賢

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초록

일본어

「反予期ㆍスカトロジーㆍ卑猥」というレトリックをキーワードにして後期洒落本と『春香伝』を対比研究することで、日韓近世大衆小説様式の比較研究の意義が見極められる。『膝栗毛』ㆍ『興甫伝』をも視座にいれつつ考察していけば、「反予期ㆍ見当違い」による笑いは、いわゆる行為․事件的滑稽の一つ、「猥褻ㆍスカトロジー」による笑いは、いわゆる言説的滑稽の一つと言えよう。期待したものが実際に現れたものとの間に大きな開きがある時に起こる「反予期ㆍ見当違い」の滑稽性は、両国の比較対象作品に同様に想定でき、主人公たちは予期せぬ災難や失敗に遭遇することで笑いをもよおす。列挙の最後に予期しなかった落ちが来る、即ち、反復から持続されていた期待感を見事に裏切ることで笑わせる『春香伝』や『興甫伝』のレトリックは「反予期の滑稽」の一種なのでる。一方、後期洒落本․『春香伝』に共通して見受けられる滑稽表現であっても、作品に占める割合が違ってくる場合がある。後期洒落本、就中一九作洒落本には趣向化する程数多く用いられている「反予期ㆍ見当違い」による失敗譚が、『春香伝』には茶番風話の中に一カ所存するのみである。そして『春香伝』ㆍ『興甫伝』ではドタバタの茶番劇の後半部は、糞尿尽くし、つまり排泄物のことを露骨に語るスカトロジー技法を用いたりする。人間の排泄物を誇張して描写することによって、既成世界を否定․破壊しようとする、民衆諧謔的世界観を露呈する場面といえよう。尾籠な言葉による卑近な笑いを狙っているのである。しかし、一九は滑稽本『膝栗毛』ではあれほど積極的に性ㆍ食․排泄による笑いを狙っていたにも拘わらず、洒落本ではスカトロジー技法を使っていないのは、彼のジャンル認識を伺わせる。また、下ネタの笑いを狙って一九得意のエロチックなくすぐりを含んだ文章が洒落本には散在する。猥雑な好色な表現は滑稽性を生みやすいし、性にまつわる笑い話は世界共通して好まれただろうが、表立って性的話題を取り上げるのを憚っていた朝鮮時代に、パンソリ系小説には公然と使われている。『春香伝』は『興甫伝』とも違って恋物語であるだけにその性的笑いは更に際どい。かくの如く言語文化のもつ性質から、後期洒落本と『春香伝』にはどのような独特のユーモラスな修辞法が生まれているのかを考察しようとした。その為に比較研究の視野の中に日韓滑稽文学を引き出す方法を取ったが、その結果、「反予期ㆍ見当違い」及び、「スカトロジー․猥褻」というレトリックを媒介に、笑いを誘うための類似した共通の表現法が厳存している事実を確認した。しかしながら、日本語と韓国語は漢字ㆍ国文の両用のみならず、音節構造の類似性などの理由から同修辞法もあるが、「諷刺」と「啖呵」のように民衆文化の在り方の差による際立った相違点も見られる。時代相の違い、社会的条件の違いによって滑稽化の方法も異なってきたのである。

목차

要旨
 Ⅰ. 始めに
 Ⅱ. 反予期·見當違い(行爲·事件的滑稽)
 Ⅲ. スカトロジ一·猥褻(言說的滑稽)
 Ⅳ. 終わりに
 參考文献

저자정보

  • 康志賢 강지현. 全南大学校 副敎授

참고문헌

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