원문정보
초록
일본어
義経の北行伝説とは彼の死が事実ではなく、大陸に生き延びたというものである.日本にいくつか存在する英雄不死伝説の中でも、西郷隆盛伝説と義経伝説は類似している。本稿では、とりわけ西郷伝説との比較をとおして英雄伝説の発生と流布のメカニズムを究明することを一次的な目標とした。このメカニズムのなかには明治期において政府や普通の人々が感じるロシアに対する脅威や明治政府が大陸への膨張を鼓舞しようとする意図などが見えかくれしている。さらに本稿では義経伝説が江戸時代に多く流布していることが重要な意味をもつと考える。義経がまだ生存せていて蝦夷地に逃れたということをはじめての記録したもとして知られている『続本朝通鑑』よりも早い段階において、韃靼に漂着し朝鮮を経由して日本に戻ってきた漂流民の言説が新井白石によって伝播されているのである。それを資料を検討してつきとめたことに研究の意義があると思う。この漂流民は朝鮮の記録である『邊例集要』では「北国漂倭」と表記されている。「北国漂倭」の言説が新井白石によって知られるようになる経緯を調査しその後の義経伝説にどのように反映されているかを明らかにした。「北国漂倭」である彼らの言説が『朝鮮物語』として公刊されるのは1750年であるが、それ以前からすでに彼らの言説が流布されていることや何らかの形で義経伝説に影響力を持つようになったことを明らかにした。
저자정보
참고문헌
자료제공 : 네이버학술정보