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초록
일본어
4福音書における尊敬語形式の使用実態には、従来の敬語教育や日本語教育次元で言う規範意識上の敬語使用規則とは異なった様相が展開されている。これについて本稿では次のような立場を取っている。4福音書では複数の尊敬語形式を、規範意識上の敬意価値を反映し、これを単に等差的に表現するに留まらず、地文または対話文といった文体上の違い、聖書における伝統性・慣用性を反映するのにも積極的に使用しており、4福音書で一見複雑に展開されている尊敬語形式を正しく理解するためには、そこで如何なる使用上の基準が運用されているのかを的確に把握する必要があるという点を強調した。このような観点から日本語に飜訳された聖書本文を読者ができる限り誤読しないよう、尊敬語形式において4福音書なりの<剰余的選択性(optionality)>が積極的に活用されていると解釈した。このような点を確認するために、本稿では日本聖書協会で提供している新約聖書(新共同訳)の4福音書を対象として、「おっしゃる」と「言われる」の使用実態を分析することにより、複数の尊敬語形式が共存する場合、これらの形式が果して如何なる基準によって選択され、使用されているのかという使用上の基準を考察した。本稿で考察した内容を簡単に整理すると次の通りである。4福音書では「言う」の尊敬語形式である「おっしゃる」と「言われる」について、両者の敬意度の差を使用上の基準としているが、口語体でのそれとは異なり、<神>であるか<イエス>であるかという敬意対象の違いと、地文であるか対話文であるかという文体上の違いを設定することにより、本文を理解する上で積極的に活用していることが分かる。即ち「おっしゃる」は<神>を賛美したり、又は対話文で<イエス>を高めるのに使用しているのに対し、「言われる」は地文で<神>と関連した内容を引用し伝達する形式の地文や、<イエス>の発話内容を表す場合に使用される。このように<神>の発話行為に対しても、地文で「言われる」を使用する場合がある。これは4福音書で<神>と関連した内容の伝達においても、該当行為の規模が巨大で抽象度が高い事象であるという点で、敢えて逆らうことのできない神の絶対的な権能を認め、これを賛美する内容と、個別的かつ具体的な事件に対する内容を区分し、前者に対しては「おっしゃる」、後者に対しては「言われる」という使用上の基準が行われているということを意味する。地文では<神>と関連した内容を除くと、「言われる」は全て<イエス>を高めるのに使用される。一方、対話文で「言われる」は<イエス>の発話に対しても使用が可能であるが、「おっしゃる」より低い敬意度を反映する場合に限り使用される。
목차
1. 들어가기
2. 문제 소재 및 본 논문의 입장
3. 「おっしゃる」와 「言われる」의 사용상의 기준
3.1. 「おっしゃる」의 사용실태
3.2. 「おっしゃる」와 「言われる」의 혼용
3.3. 「言われる」의 수동 및 존경 용법
3.4. 「言われる」의 존경어 형식
4. 맺음말
参考文献