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芭蕉の俳諧世界に影響した荘子の「生死観」に関する考察

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Bashō Influenced to Chuangtzu in the Study of ‘View of Life and Death’

쓰지노 유키

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芭蕉と荘子のかかわりについては、既に先学が指摘しているところであり、周知の通り堀信夫․仁枝忠․広田二郎の三氏の他、多くの先学により諸説が提示されている。それらによれば、芭蕉と荘子との出会いは、俳人としての芭蕉の生活を大きく揺さぶったことに間違いない。芭蕉と荘子とのかかわりに関する諸説のなかには、上述した先学による秀れた学説も提示されているが、石橋筑紫男氏の『ノ-ト芭蕉の中の『荘子』』の他、従来の諸説の多くが、やや文献的な研究にとどまる傾向が強かったことを指摘したい。芭蕉にとって荘子との出会いは、芭蕉の文学に大きな転換点となったといえよう。特に『荘子』からの影響の中でもっとも大きかったのは、思想関係であったといえよう。本稿では芭蕉に思想世界に影響した荘子の思想の中でも「生死観」にしぼって考察する。人間の生と死に関しては、生まれてから死ぬ時まで人間の誰もが関心を持ち、一生抱えて解こうとする問題でもある。天地が永遠でありうるのは、自分で長く生きようとする計らいをもたないこと、言い換えれば無為自然であるためである。亂世に生まれた荘子にとっても人間が安全に生き長らえるということと、人間の死ということには無関心ではあり得なかった。そこで荘子は、人間の生死の問題に対する答えを自然のなかから探そうと試みたようである。一方の芭蕉の生死観は、あくまでも現実にとどまりながら、今現在の生活の中で、生死を乗り越えようとするいかにも現実的な生死観として理解出來るといえるのである。二人の生死観は上述のように若干異なるところはあるものの、芭蕉と荘子は、人間が生活する大きな部屋のような自然のなかで、「生」と「死」による自分自身の人生が、自然の一瞬の移り変わりであることを認知しながら、その一瞬の移り変わりのような人生の道を歩んだのである思うのである。芭蕉はこのような道をたどり、常に志向した世界に入りこむことが出來、そして、そこで成し得た達成によって蕉風俳諧が築き上げられた。続く貞享年間の蕉風展開、確立に対応して逍遥遊、自得の境地が更に深く読みとられた。このように独自の道を歩めるまでには、日本の古典と漢文学からの影響があったことは周知の通りで、なかでも『荘子』は、芭蕉の俳諧文学の精神的世界に大きな影響をあたえている。それは、芭蕉の俳諧の根幹を成している自然観と、芭蕉文学の完成ともいわれる紀行文学にも、『荘子』とのかかわりがうかがえるからである。

저자정보

  • 쓰지노 유키 Tsujino Yuki. 성신여자대학교

참고문헌

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