원문정보
초록
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島崎藤村の『新生』は作家自身と自分の姪との背徳の関係を素材とした問題的小説である。本論文は『新生』に内在化された論理を<告白>と<母性>との相関関係の観点から考察した論考である。告白は、<告白による救済>という内在的変化を担保する論理的行為であった。それは告白者の罪を赦し、その人を罪から自由にするという<告白の論理>に符合するものであった。嫂に対する告白は、岸本が節子との背徳の関係を小説化し、その秘密を社会に公表することに心を決めるようになった動因であった。それは告白の論理に従い懺悔に至る通過儀礼の過程とも言える。岸本が他でもなく嫂に対してそこまで執拗に告白をこだわった理由は何であろうか。その理由を両者の関係性から見付けることができるだろう。告白者と告白相手としての岸本と嫂の間を媒介する存在は節子である。里子に出された自分たちの子供の存在を通して節子の母性が徐々に発現することを岸本は認知するようになる。そのような岸本に、不幸な自分の娘、節子を眺める嫂の母としての<母性>が意識されないわけがあるまい。つまり、<母性>は岸本の罪意識を目覚めさせる。同時に妻無き父という自分の実存的状況を激しく想起させる。母を亡くした子供たちを育てる立場の片親として、<母性>が根元的に欠如している自分の身の上を改めて自覚させるのが、嫂と節子の<母性>であるのだ。こうしてみると、岸本にとって<母性>とは、赦しを乞うべき<罪意識>の対象であると同時に、距離を置かなければならない<警戒>の対象でもある。すなわち、岸本にとって<母性>は両義的対象である。そのため、より一層<意識>されざるを得ない対象でもある。こうように『新生』は<告白>と<母性>とが内在的に緻密に連動するテクストであることが分析できた。
목차
1. 들어가며
2. <고백>으로서의 <글쓰기>-선행연구 검토를 중심으로
3. 또 하나의 <고백>
4. <모성>에 대한 의식
4. 나가며
참고문헌