원문정보
초록
일본어
本稿では、「してみる」に使われる動詞の語彙的な意味について、それが意志動詞であるか無意志動詞であるかという考察にとどまらず、実際にどのような動詞が現れているかを明らかにした。また、「してみる」に使われる動詞が何らかのことを「知る(認識する)」手段・方法、または、きっかけとなっていることを見出し、「してみる」に使われる動詞の共通の側面として「意志性」と「認識性」を指摘した。まず、「してみる」に使われる意志動詞には、「訊く」「話す」のような「言語活動を表す動詞」、「考える」「思いだす」のような「精神活動を表す動詞」、「行く」「来る」のような「移動動詞」、「(ドアを)開ける」「(板を)剥がす」のような「具体物に働きかけることを表す動詞」、「見る」「嗅ぐ」のような「知覚活動を表す動詞」、「探る」「捜す」のような「情報収集活動を表す動詞」が多く現れていることと、これらは何らかのことを知る(認識する)ための手段・方法として使われることが多いことを見出した。また、意志動詞のなかでも「いばる」「へりくだる」のような「態度を表す動詞」、「暮らす」「寝起きする」のように日常生活を捉える、スパンの長い動詞は認識に関わり難い動詞であり、「してみる」に使われ難いことを指摘した。次に、「してみる」に使われる無意志動詞には、「言われる」のような「有情主体の関係的な変化を表す動詞」、「気づく」のような「有情主体の生理的、認識的な変化を表す動詞」、「(失業の身に)なる」のような「有情主体の社会的な変化を表す動詞」、「達する」のような「有情主体の非意志的な位置変化を表す動詞」、「(冬に)なる」のような「非情主体の変化を表す動詞」が現れていることと、これらは何らかのことを知る(認識する)きっかけとして使われることが多いことを見出した。また、無意志動詞のなかでも「楽しむ」のような「有情主体の感情・心理を表す動詞」は「してみる」に使われ難いことを指摘した。
목차
1. はじめに
2. 先行研究の検討
3. 研究方法
4. 「してみる」の主動詞の語彙的な意味
4.1 意志動詞
4.2 無意志動詞
5. おわりに
参考文献