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葛井寺千手観音像の造像をめぐる問題

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On the Creation of Sahasrabhuja(Senju-Kannon Bosatsu) Image of Fujii-dera Temple

林南壽

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초록

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葛井寺は西国三十三観音霊場の第五番札所として知られる名刹で、本尊の乾漆千手観音菩薩坐像は天平時代を代表する優作として国宝に指定されている。本稿は、この千手観音像の制作時期や造像背景について考察したものである。まず、制作時期については、先行研究の検討によって、葛井寺像が様式的には天平十九年(747)を下限とする法華堂不空羂索観音像にもっとも近く、その制作時期は鑑真来日の天平勝宝六年(754)以降につくられたことを明らかにした。また、造像背景については、葛井連広成とその室県犬養八重夫妻の聖武天皇との関係を考察し、とくに天平十四年の皇后宮における宴および天平二十年の聖武の広成宅への行幸にともなう昇叙に注目した。この二回の破格的な出来事により、広成夫妻は末端ながら貴族の班列に入ることができ、広成夫妻と聖武との関係は格別であったと考えられる。聖武は天平勝宝八年に河内を経て難波宮への最後の行幸をおこなったが、葛井寺像はこの際に葛井氏によって発願がなされ、朝廷の援助によってつくられたと推論した。

목차

要 旨
 1. はじめに
 2.先行研究の検討
 3.奈良時代の千手観音信仰
 4.乾漆像の制作をめぐる環境
 5.葛井寺像の制作時期と造像背景
 6.むすび
 参考文献

저자정보

  • 林南壽 임남수. 嶺南大学校 美術学部 副教授, 仏教美術史

참고문헌

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