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초록
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本論文は、戦後直後日本の思想及び言説に大きな影響をあたえたと評価されている雑誌『近代文学』において、「文学」という概念はどのように構成されるのかについて考察することを目的とする。戦後直後共産党の理念をもつ新日本文学会が文学界において大きな力を得るなか、それに対抗しようとした『近代文学』の同人は、「芸術至上主義」としての「文学」を提示したことでよく知られている。こうした理解に対し、本稿ではこの概念は、実は美学的なものではなく、「政治」的な「正義」よりは「いま․ここ」を重視すべきだという、倫理性に基づいた「文学」概念であるととらえる。こうした「文学」概念を主張することによって近代文学派は、新日本文学会の倫理的な優越性に基づいた「文学」に対抗することに成功するものの、戦争中の文学者たちの戦争責任といった重大な倫理的な問題を後日に回すこととなる。と同時に、近代文学派は、当時の時代的な用語である「民主主義文学」や「肉体文学」に対しても、距離をもっていたことが確かめられる。そこでは「民主主義」という用語が、新日本文学会をはじめとする共産主義側か、GHQの政策に無批判的に従う一部の作家たちによって先に使われたという理由による。1946年まで「文学」概念において具体的な内容をもっていなかった近代文学派は、1937年から戦時の知識人によって激しく批判された「近代」という概念を、西洋的な意味での「主体性」を意味するものとであると同時に、日本にまで定着していないものとして、新しく定義する。丸山真男とほぼ同じような時期、同じような形でなされたこのような行為によって、近代文学派の「文学」は、「近代の文学」という具体的な理念的な内容をもつことになる。こうして成立した近代文学派の「文学」概念は、戦争に対する認識に基づいていて、そのあと続く戦争にまつわる語りに大きな影響を与えることとなる。が、その一方で近代文学派の政治性は、今日日本における保守的な性向においても少なくない影響を与えたという点において、依然として問題的である。
목차
1. 들어가며
2. 「정치」로부터의 분리를 주장하는 윤리로서의 「문학」
3. 「민주주의」로부터 거리두기
4. 새롭게 「근대」를 정의하는 공간으로서의 「전후」의 탄생
5. 마치며
참고문헌
