원문정보
초록
일본어
『日本書紀』の任那記事を取り扱う際に、もっとも多く表れる用語は「虚構」という二文字である。「虚構」と言ってしまうのは簡単であるが、ほとんどの場合、なぜその「虚構」を作ったのか、テキスト全体からテキストに遍在する論理を説明しようとしない。本稿は『紀』が「正しくない」と言うものでもなければ、「正しい」と言うものでもない。史実を問い、その真偽を問いただす前の、いわば前提となる<テキストそのものの意図する論理>を明らかにする立場だということである。特に本稿は、任那の国号を取り出して、任那の記事がなぜそう語られたのかという語りの所以を『紀』全体の世界観の中で究明しようとしたものである。『古事記』は天皇治下の世界の起源と関わる韓を語ろうとしているのに対して、『紀』の関心はいかに天皇の支配秩序に朝鮮諸国が収まるのか、それにあったと思われる。その中でも『紀』は任那を天皇の名を負う天皇直属の民として、天皇への調役を担うところとして位置づける。そのため他の朝鮮諸国とは違って、任那の国号の所以と、意富加羅国(ミマナ)の王子の帰化が国の最初の支配者と呼ばれる崇神と結び付けられ、任那の滅亡より任那の官家の滅亡が重んじられ、名代の廃止のある孝徳紀に任那の調が廃止されるのである。『紀』はこのように国号をもって最初に日本と任那という国の関係ではなく、天皇と属民の関係であることを打ち出しているのである。
목차
要旨
1. はじめに
2. 任那の国号をめぐる論議
1) 諸説
3. 天皇の名を負うこと
1) ミヤケ名代附庸
2) 語ることと語らないことの所以
4. 終りに
参考文献
1. はじめに
2. 任那の国号をめぐる論議
1) 諸説
3. 天皇の名を負うこと
1) ミヤケ名代附庸
2) 語ることと語らないことの所以
4. 終りに
参考文献
저자정보
참고문헌
자료제공 : 네이버학술정보