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近世庶民の旅と道中記に関する小考 -『江戸名所図会』の名所と俳諧-

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근세서민の여と도중기に관する소고 -『강호명소도회』の명소と배해-

李炫瑛

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초록

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本稿では、近世庶民の旅と道中記の発生と発展について概観し、近世時代、名所案内記の完結本と言われる『江戸名所図会の名所と俳諧の関係について検討してみた。御蔭参りによって触発された庶民の旅は、近世後期になると貨幣経済の発達によって裕福な者は楽しみを求め、他国へと出かけていく。伊勢だけでなく、その周辺の観光地に足をのばしたのである。その上、京都、大坂、江戸等の繁華な場所を見物しながら旅を楽しむようになる。そういった旅に欠かせないのが道中記であり、初期の道中記は道中の宿駅の順序や距離、名所旧跡などを紹介した実用的なものであった。その後、分間絵図をはじめ、一枚刷の折りたたみ地図が刷られ、寛政期に入ると挿絵の入った名所案内記が刊行される。人々はこれら案内記を手に入れて旅に出かけたのである。次は、名所案内記の完結本とも言われる『江戸名所図会の中に収録された俳諧について検討した。まず、挿絵と作品の関係は大体二種類に分けられる。一つは、名所に関する考証に基づいて挿絵を描き、それに合わせて俳諧作品を選定、配置する方法である。もう一つは、俳諧作品に基づいて挿絵を描く方法である。前者は、「小金井橋」と「富士見茶屋」との例があげられる。すなわち、小金井橋周辺の春の景観と桜の花という素材を結び付け、まるで芭蕉が訪れて俳諧を詠んだかのように配置している。そういった配置方法によって花見の名所としての玉川上水のイメージと憩いの場としてのイメージを一層高める一方、新生都市江戸の名所を作っていったのである。これに対して後者は、「五本松」と「芭蕉庵の旧址」のように、著者が芭蕉作品を前もって考えて描いた挿絵があり、その中には芭蕉の姿も見える。このように著者は江戸名所に似合う芭蕉作品を付け加えるだけではなく、芭蕉の縁の地と作品に基づいて挿絵を描いていく方法も取っていたことが分かった。すなわち、俳諧は江戸名所のイメージを深め、読者に興味を醸し出すだけでなく、新生都市江戸の名所を新しく作りだすに恰好の素材だったのである。結局、著者は近世時代江戸で活躍した、芭蕉の作品を『江戸名所図会に収録することによって名所考証と挿絵を通して作られたイメージを一層強化し、読者の名所に関する好奇心と興味を刺激しようとしたのであろう。実際、江戸のあちこちに足跡を残しながら生活していた芭蕉と生き生きとした江戸を詠んだ彼の作品こそ新興大都会江戸を紹介し、案内するに最適の素材だったかも知れない。

목차

1. はじめに
 2. 道中記の発生と発展
 3.『江戸名所図会』と俳諧
  ① 『江戸名所図会』の編纂意図
  ② 『江戸名所図会』と俳人
  ③ 作られる江戸名所と俳諧
 4.おわりに
 [參考文獻]
 <要旨>

저자정보

  • 李炫瑛 이현영. 建国大学校 日語教育科, 近世俳諧文学専攻

참고문헌

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