원문정보
초록
일본어
本稿は、類似した意味⋅用法を持つ様態「そうだ」と「ようだ」の違いを考察したものである。両形式は類似した意味⋅用法を持つために日本語学習者にとっては習得が困難であることが予想される。類似した複数の形式を学習する際は、目に見える形で違いを学習者に提示することが有用であるが、本稿では様態「そうだ」と「ようだ」を学習者に提示する際に有効と思われる両形式の違いや特徴を明らかにしようとした。その手法として、前接する語と意味⋅用法の関係が他のモダリティ形式より比較的まとめられている様態「そうだ」を中心に据え「ようだ」と置き換えてみて意味の通る文になるかどうかを検討した。小説の中に現れた「そうだ」を「ようだ」に置き換え、意味の通る自然な文になる場合、または非文になる場合にどのような特徴があるかを考察する。中畠(1991)は動詞に接続して推測⋅予測を表す「そうだ」において、条件節が「そうだ」よりも前に現れた場合は「ようだ」に置き換えられず、動詞に「ている」が接続して状態性を帯びた場合は「ようだ」に置き換えられるといった指摘をしているが、本稿でもこれらを支持する結果が得られた。また、話者の勘を表すような「そうだ」は「ようだ」で置き換えられないという文脈的な特徴も得られた。この点は菊地(2000)の主張にも重なってくる。他にも、形容詞に接続する「そうだ」は属性形容詞に接続すると推測の意味を表しやすく「ようだ」に置き換えられる場合が多いのに対し、感情形容詞に接続すると様態の意味を表しやすく「ようだ」には置き換えにくいといった特徴があった。本稿で得られたこれらの特徴が「そうだ」と「ようだ」の教授法の開発にもつなげられるものと考える。
목차
2. 先行研究と本稿の立場
3. 考察の方法
4. 考察の結果
5. まとめ
[參考文獻]
<要旨>