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초록
일본어
明治期における朝鮮語会話書には、日本語に精通した韓国人の手によるものも存するが、日本人により編述されたものがほとんどで、その日本語は初期のものであるほど当時の口語を即時に反映するとは言いにくい面もあるが、会話書であるため口頭語を基調としており、近代語の成立と発展過程が窺える。そこで、本稿では、明治期朝鮮語会話書における日本語の性格の一端を窺い知るため、その変化や入れ替えが激しいといわれれる程度の甚だしさを表わす副詞を中心に調べ、どのようなものが用いられており、またどのような推移をみせるかについて考察した。 明治期朝鮮語会話書に用いられた程度副詞の異なり語数は総42語で、明治全期期を通じて、朝鮮語会話書によく使われる上位の10つは、「大層⋅余リ⋅大変⋅マコトニ⋅甚ダ⋅非常ニ⋅ヒドク⋅実ニ⋅一番⋅全ク」で全体の75%に及ぶ。その時代に推移による変化をみてみると、江戸時代からの系統を受け継いだ会話書が多い明治10年代の会話書に用いられた甚だしさを表わす副詞には保守的な傾向が窺え、明治20年代の以降のものから使用した種類は多くないものの、口語性のある新たな程度副詞に入れ替えられている。明治30年代と明治40年代の会話書には、当時他の口語文で使用した程度副詞とほぼ一致しているなど、明治後期朝鮮語会話書の口語資料としての価値を物語っている。明治期朝鮮語会話書において明治20年代になりその勢力を伸ばしていく「大層」と「大変」の被修飾語について検討した結果、「大層」と「大変」が修飾する語の性質も様々で、動詞は外的運動⋅内的情態⋅事態を、形容詞や形容動詞の場合に感情⋅属性⋅評価⋅頻度にいたるまで品詞や品詞の性質に関係なく幅広い使用例がみられ、あまり制約がないことから多く使用されたものものとみられる。今後は、それらの語の意味⋅用法の差異の分別は極めて複雑微妙でそれを明確に説明しわけることはとても困難ではあるが、朝鮮語会話書のハングルを対訳を手掛かりにし、さらに調査範囲を大正、昭和期まで拡大して検討してみたい。
목차
2. 先行研究
3. 調査資料
3.1. 調査資料および時代区分
3.2. 調査方法
4. 明治期朝鮮語会話書における程度副詞の使用状況と推移
4.1. 程度副詞の使用状況
4.2. 程度副詞の推移
4.3. 「大層」「大変」
4. おわりに
[參考文獻]
<要旨>