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樋口一葉の『大つごもり』試論 -二円を中心に-

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통구일엽の『大つごもり』시론 -이엔を중심に-

姜照美

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초록

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以上『大つごもり』において二円を中心に考察してみた。二円の盗みは大きくは孝の為であるといえる。お峰が盗んだ二円は伯父一家を窮地から救うことにはなったが、お峰自身にとってはただ一つ「正直は我が身の守り」を生きる信条として初めて奉公に上がった山村家での1年あまりの苛酷な奉公生活を挫折させてしまう危険性をもたらしたといえよう。正直を信条として主家での御新造のどのような要求にも黙々と誠実に応えてきたお峰にとって、「正直は我が身の守り」をかなぐり捨てるということはこれから先生きる意味を失うことでもあった。自分の信条を捨てても二円のお金を手に入れなければならない窮地に追い込まれて行った。主家に忠勤することが伯父一家の為になると信じてきたが立場が変り主家を裏切り、盗みを働くことが伯父一家を窮地から救うことになった。「正直」であることなしには生きる希望もなかったと言えよう。悪人になって盗みの責任を御新造の無情の所為にし、自分自身を正当化するのである。お峰がいくら盗みの正当化を叫んでも盗んだという事実は変らないので罪の発覚に関わらず主家に2円の盗みを正直に告白するべきだと言えよう。その結果は主家に任せるより仕方ないと言える。もし発覚されずそのまま埋もれてしまっても今まで「正直は我が身の守り」を胸に歩んできたお峰にとっては計り知れない悩みとなって自身を苦しめ続けることになると言えよう。一葉は『大つごもり』において時代転換の中で取り残された下層階級の人々の真実の姿を貧しさの為に他家に下女として苛酷な労働に苛まれながらも孝の為誠実に奉公する娘として造形し、そのような娘が盗人になるしかない矛盾を設定して、そこに貧富の差に対する抵抗と憤りを主人公お峰を通じて世間に向かって問い掛けたと言えよう。

목차

1. はじめに
 2. 二円の意味
  2.1 孝の為
  2.2 お峰の素顔
  2.3 盗みの正当化
 3. おわりに
 [參考文獻]
 <要旨>

저자정보

  • 姜照美 강조미. 국민대학교 국제학부 강사, 일본근대문학

참고문헌

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