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「鳴るは滝の水」の二曲をめぐる一試論 : 能〈柏崎〉での位置づけを中心に

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An Attempt to Discuss the Chant and Dance of “Naru wa Taki no Mizu” : Focusing on its reconditioning in the Noh “Kashiwazaki”

虚仁換

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초록

한국어

본 논문은 「나루와타키노미즈」의 니쿄쿠에 관한 시론으로서 가무로 구성된 「나루와타키노미즈」의 언어성과 신체성을 고찰하고, 그것이 『가시와자키』에서 어떻게 자리매김되는가를 밝히기 위한 것이다. 「나루와타키노미즈」의 첫 구는 원래 『료진히쇼』의 이마요우타 「우레시야미즈」의 한 구절이며, 거기에는 어떤 근원적인 물에 의한 생생한 생명 에너지가 느껴진다. 그러나 이 「나루와타키노미즈」를 가진 노 『가시와자키』에서는 「우레시야미즈」 본래의 가무와는 거리가 멀어 보인다. 에나미의 원작인 『가시와자키』가 제아미 개작된 시점에서는 아직 「우레시야미즈」 본래의 가무일체로서의 니쿄쿠가 남아있었던 것이 분명하며, 제아미 자필본에 「우레시야미즈」의 춤이 삭제되지 않고 남아 있는 것은 다분히 본래의 니쿄쿠를 의식한 까닭일 것이다. 다만 제아미 자필본에서 개작된 시점에서는 「우레시야미즈」의 춤은 원 『가시와자키』에서 볼 수 있는 현실세계에서 남편을 추모하는 단층적인 의미로서의 표상에서, 현실세계와 정토를 잇는 중층적인 의미에로서의 표상으로 변해 있다고 생각된다.

일본어

本論文は、「鳴るは滝の水」の二曲をめぐる一試論として、「鳴るは滝の水」の「歌」と「舞」による「言語性と身体性」を考察し、それが〈柏崎〉の中ではどういうふうに位置づけできるのかを、明らかにしようと試みたものである。 本論文は、①能〈柏崎〉の概要と先行研究の紹介 ②「鳴るは滝の水」の歌 ③「鳴るは滝の水」の舞 ④能〈翁〉〈安宅〉〈柏崎〉の中での「鳴るは滝の水」の諸相 ⑤「鳴るは滝の水」の歌舞とその位置づけ、という構成となっている。 「鳴るは滝の水」の一句は、本々『梁塵秘抄』の今様歌「嬉や水」の一句であって、その歌の意味からはある種根源的な、水による生き生きとした生命エネルギーが感じられ、それが故に宮廷の乱舞の場では勿論のこと、戦いの場で「打ち勝って」或いは「打ち勝つために」用いられた。『平家物語』『義経記』『明月記』『玉葉』『弁内侍日記』の記述がこの事実を裏付けている。その舞からは「より言葉に近い、根源的な水のエネルギーを持つ勇壮かつ躍動的な乱拍子の身体」であったろうと推定できる。それが故に、「嬉や水」の「鳴るは滝の水」を引き入れた能〈翁〉の〔千歳ノ舞〕・法会の舞と〈安宅〉の「延年の舞」ではこの「嬉や水」の特性がよく活かされているように見えるのである。 しかしながら、同じく「鳴るは滝の水」を入れた能〈柏崎〉の中では、その舞の身体性を型付類・小書「思出之舞」「舞入」を通して見てみても、「嬉や水」本来の「歌」と「舞」とはかけ離れたように思われ、また、現在は、小書が付かない限り、舞が舞われることさえもない。榎並の左衛門五郎作の原〈柏崎〉が、世阿弥により改作された時点では、まだこの「嬉や水」本来の歌舞一体としての「二曲」が残っていたはずであり、世阿弥自筆本に「嬉や水」の舞が削除されず残ってあることは、世阿弥も多分に本来たる「二曲」を意識した所以であろう。ただ、世阿弥自筆本で改作された時点では、この「嬉や水」の舞は原〈柏崎〉で見られるような、現実世界にて夫を追慕する単層的な意味での表象から、現実世界と浄土世界とを繋ぐ、あの「二河白道図」の橋のごとく、重層的な意味での表象に変っていると思われるのである。それは世阿弥が改作の際「善光寺曲舞」を入れたからでもあろう。 とすれば、現行〈柏崎〉の「鳴るは滝の水」の然るべき在(・)り(・)方(・)は、今の舞ナシ・「思出之舞」・「舞入」という設定では、その何れの場合においても「鳴るは滝の水」が正しく位置づけされているとは言えず、その二曲を本来たる歌舞一体の「嬉や水」に求めるべきであろう。

목차

요약
 1.はじめに
 2. <柏崎>の概要と先行研究
 3. 「鳴るは滝の水」の歌ーその意味と享受の諸相
 4. 「鳴るは滝の水」の舞ーその姿を求めて
 5. 「鳴るは滝の水」の舞ー(柏崎〉の場合
 6. 「鳴るは滝の水」の舞ー(翁)の場合
 7. 「鳴るは滝の水」の舞ー(安宅〉の場合
 8. 「鳴るは滝の水」の歌舞とその位置づけ
 要旨

저자정보

  • 虚仁換 노인환. 東京大学大学院

참고문헌

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