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千葉県銚子市における根付漁業の展開と海女の役割 - 崎地区の「岡磯海女」と「腰っぺり海女」を事例として ―

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湯澤規子

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초록

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本稿は千葉県銚子市長崎地区における根付漁業の展開と、それを担う海女の役割を明らかにすることを目的とした。まず、日本における海女の全国的動向を把握すると、その数は第二次世界大戦後に増加し、1970年代をピークとして以後減少し、2011年現在は最も多い時期の8分の1程度となっている。海女の分布は採貝量と相関して地域的偏在が認められる。しかし、これらの結果は主に潜水海女に着目したものであるため、潜水せずに採藻などに従事する形態を含めると、より多様な海女が存在することが示唆された。本稿は潜水しない海女の事例報告として千葉県銚子市における岡磯海女及び腰っぺり海女に着目し、海女の多様性の一端を示すことを意図した。銚子市長崎地区の主たる生業である漁業は、沖合漁場における漁船漁業と地先漁場における根付漁業に区別され、それは季節的サイクルによって組み合わされて展開していた。漁業が季節的サイクルを有するために、長崎地区には男性が従事する漁業との組み合わせによって様々な女性の就業機会が存在し、海女は多就業によって成り立つ小規模漁家経営の一環に位置付けられ、漁業収入の不安定性を補完する役割を担ってきた。海女の採取活動を詳細に見ると、冬磯(灘磯)に従事する「岡磯海女」と夏磯(沖磯)に従事する「腰っぺり海女」に区別され、冬磯と夏磯の両方に従事する者、いずれか一方に従事する者という違いが見られた。この違いは、漁家経営の兼業状況や家事・育児との兼ね合いに規定されて生じていた。冬磯と夏磯の違いは海女たちが運営する冬磯、海産物問屋である磯屋が運営する夏磯という主体の違いでもあったこのような海女をめぐる状況は高度経済成長期において変化した。銚子市の漁業は1960年以降に漁業の機械化、大規模化、専業化が進行するとともに水揚量が急増する一方、経営体数は減少し、経営に占める家族労働力の割合が低下した。このような漁業の変化と共に家族経営および地域の産業構造における根付漁業の意味は縮小し、それと連動して海女数及び海藻類生産量の減少が見られた。

목차

I. はじめに
 II. 銚子市長崎地区の生業構造と根付漁業の位置づけ
 III. 海女の就業形態と磯資源、との関わり
 IV. 高度経済成長期における根付漁業と海女の変化
 V. おわりに
 参考文献
 要旨

저자정보

  • 湯澤規子 Yuzawa Noriko. 筑波大学 生命環境系 准教授

참고문헌

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