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Korean Studies of IZUMI Seiichi : Post-Colonial Korea for Anthropology of Japan
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초록
일본어
本稿は、〈戦後〉日本を代表する民族学者(文化人類学者)である泉靖一(1915─1970年)の韓国․朝鮮をめぐる研究を検討することを通じて、日本の人類学の朝鮮観について考えようとするものである。植民地朝鮮に設置された京城帝国大学で学んだ泉靖一は、戦前、済州島や中国東北部などでフィールド調査に携わり、日本敗戦後は東京大学教授として、日本の文化人類学をリードした人物である。泉靖一の〈戦後〉の活動は非常に幅広いが、本稿では、まず1950年代初頭に泉が携わった(1)九学会連合による対馬調査(1950․51年)(2)東京在住の済州島出身者調査(1950年)(3)東京都民の人種偏見調査(1952年)の三つに焦点を当て、そこにみられる朝鮮(韓国)観について分析を加える。これらの調査は、敗戦後の日本において在日朝鮮人の社会運動が高揚する一方、朝鮮半島で戦争が勃発した状況下で行われたものであり、そこには当時の日韓関係や泉靖一を含む日本人の朝鮮人観の痕跡が刻み込まれている。こうした敗戦直後の日本人の朝鮮観についての分析を踏まえた上で、本稿では、さらに日韓条約が締結され、再び泉が朝鮮研究に回帰する1960年代後半における泉の朝鮮(韓国)との関わりについて考えていく。以上の作業を通じて、泉靖一そして〈戦後〉日本の人類学における「脱=植民地化」のプロセスについて考えてようというのが本稿の企てにほかならない。
목차
はじめに
1、戦前日本の人類学者の朝鮮研究
2、泉靖一─植民地朝鮮で育った人類学者
3、九学会連合対馬調査と朝鮮戦争
4、在日朝鮮人運動と人類学─東京における済州島人調査
5、「社会的緊張」と朝鮮人嫌悪─東京市民の人種偏見調査
6、泉靖一の植民地経験と朝鮮研究への回帰
結びにかえて
参考文献
要旨
1、戦前日本の人類学者の朝鮮研究
2、泉靖一─植民地朝鮮で育った人類学者
3、九学会連合対馬調査と朝鮮戦争
4、在日朝鮮人運動と人類学─東京における済州島人調査
5、「社会的緊張」と朝鮮人嫌悪─東京市民の人種偏見調査
6、泉靖一の植民地経験と朝鮮研究への回帰
結びにかえて
参考文献
要旨
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