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日本の領土拡大と「天照大神」崇敬の変遷 ― 朝鮮の事例から ―

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The Territorial Expansion of Japanses Empire and the Transition of Amaterasu-o-mikami Worship : Regarding the Cases in Korea

菅浩二

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초록

일본어

筆者は近代の海外神社の歴史を、1930年代中期を移行期に「戦時体制期」と「それ以前」の二つに区分している。「戦時体制期」の特徴として、植民地人民に対する神社参拝や皇祖神․天照大神崇敬の「強要」がしばしば語られる。筆者の問題関心は「それ以前」から「戦時体制期」への変化の要因と、「それ以前」の海外神社のどのような要素がこうした「戦時体制期」の特徴を生み出したのか、にある。本稿では併合以前を含め、朝鮮半島における「それ以前」の天照大神崇敬の歴史から、日本人居留民の「神宮遥拝所」、日露戦争後の全国神職会による「韓国の神社」創建論、朝鮮神宮鎮座当初の京城神社との競合、の三つの局面に焦点を当てる。また「天照大神を祀る」という行為に、(a)国家祭祀権者である天皇が伊勢神宮において公的に祭祀する (b)人民が伊勢神宮の象徴を身近に置き私的に崇敬するの二つの次元があることに注目する。そして、明治日本の国家統合基盤における「宗教」「非宗教」の制度的区分け=政教分離をめぐる「ある知識」と、この両次元との関わりについても論じる。その上で、天照大神崇敬の持つ意味が、近代的国民国家にとっての「国祖」から、日韓の同祖論の流布と韓国併合を経て、伊勢神宮の唯一性の例外である朝鮮神宮では「多民族帝国統合の始原」へ拡大したことを指摘する。戦時体制期には、帝国全体が天照大神信仰の宗教的熱狂と、神社参拝が世俗的動員の一部にすぎない無宗教状態の、相矛盾する状態を同時に示すこととなったが、この状態にも、こうした拡大の延長と見なしうる要素を見ることが出来る。

목차

はじめに
 1.海外神社の歴史区分一「戦時体制期」と「それ以前」
 2. 1930年代中期一「戦時体制期」への変化
 3.併合以前の日本人居留民の「神宮遥拝所」
 4.日露戦争後の「韓国の神社」創建論
 5.朝鮮神宮と京城神牲の競合
 むすび
 参考文献
 要旨

저자정보

  • 菅浩二 관호이. 國學院大學研究開発推進機構

참고문헌

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