원문정보
A Study on the History of Classics Education in the Post-War Period : In the Case of "HEIKE-MONOGATARI(The Tale of the Heike)" in High School Education
초록
일본어
『平家物語』は、戦後の早い時期から中等教育の教科書に用いられ、長期にわたって授業が行われてきた。しかし、『平家物語』の学習指導に関する史的考察は、十分になされていない。ここでは、学習指導の史的展開を4期に分け、考察を加えた。まず、(1)学習者の定位と学習指導の模索期(1945年~1970年)である。この時期は、『平家物語』の特色を生かし、生徒の主体的学習を導き出す学習指導が模索された。また、(2)主体的に取り組ませる学習指導の追究期(1971年~1978年)には、戦後の高等学校における、『平家物語』の本格的な教材化が行われた。この教材化に基づく授業実践は、主体的な学習を引き出し、学習方法を身につけつつ平家物語を深く読む学習を切り拓くものであった。次に、(3)音声表現による学習指導の展開期(1979年~1988年)には、音声表現を取り入れた単元学習に基づき、多様な学習指導が展開し、さらに人間性の回復を求める指導も見いだされた。(4)主題を軸にした学習指導の充実期(1989年~1998年)には、単元学習への関心の高まりを反映し、主題を軸にした学習指導が充実した。人間性の回復を求める実践、未来創造に関わる実践も前期に続き見いだされた。上記の展開には、①学習者の主体的学習の追求、②古典観の変化、③学習者の実態に基づいた古典教材の開発、④『平家物語』の群読、⑤声の復権、人間性の復権を求める古典教育が背景に見出される。
목차
1. 学習者の定位と学習指導の模索(1945年~1970年)
2. 主体的に取り組ませる学習指導の追求(1971年~1978年)
3. 音声表現を取り入れた多様な学習指導の展開(1979年~1989年)
4. 主題を軸にした学習指導の充実(1990年~1999年)
おわりに―考察のまとめ―
要旨