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上代日本語のオ列の音について

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상대일본어のオ렬の음について

高秀晩

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초록

일본어

從來、日本の國語學界では、上代日本語におけるイㆍエㆍオ列に見られる特殊な仮名の用字法(上代特殊仮名遣い)について、それぞれを獨立した音素と見做し、上代日本語には母音音素が八つであったという「八母音體系」を想定し、これが一般には定說のようにされてきた。
 しかし、いわゆる「八母音說」には無理な解釋による矛盾点が所に見られた。それで、近年になって、上代日本語の母音體系についての再檢討が行われ、新たに「五母音說」「六母音說」などが提唱されたが、どれも上代日本語の母音體系についての十分な說明にはならなっかた。
 本稿では、特に問題にされているオ列乙類の音價に重点を置き、オ列全般の音價について考察した。漢字音の側面から見ると、甲類には、中心母音-o-を含むか、或はそれと推定できるような韻類の字が一般に用いられた。そのことから、また後世にオ列が統合し.o.に發達したことから、甲類の音價は.o.と推定できる。
 乙類には、中心母音- -を含むか、或はそれと推定できるような韻類の字が一般に用いられた。漢字音の側面から、また、イ列乙類との關係などから、オ列乙類は、上代までは音素的には/ /であったと思われる。オ列乙の音とイ列乙に含まれている中舌的要素は、相補的分布をなす一音素の條件異音である。しかし、甲類との合體を考えると、實際の音價は. 、または、.のような後舌母音に變わっていたと思われる。
 甲乙の區別のない一類において、オには乙類相當の韻類の字しか用いられていない。ヲには古事記では乙類相當の韻類の字が、書紀では甲類相當の韻類の字が多く使われた。唇音性の頭子音のホボモには甲類相當の韻類の字と乙類相當の韻類の字が混用されているが、量的には乙類相當の韻類の字の方が多い。
 ヲの仮名として、漢字音.o.に當たる字が多く使われたことから、ヲの存在のためオ甲が發達しなかったと思われる。モが古事記においては使い分けされたことから、ホボも最初は使い分けされたと推測される。だが、ホボの頭子音が破裂音から摩擦音に變わり円唇性を帶びるにつれ、円唇對非円唇といった母音間の弁別性がなくなり、モに先立ってホボにおいては、甲乙の區別がなくなり、やがってはモにおいても區別がなくなったと思われる。

목차

Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 先行硏究の檢討
  1. 中舌の円唇母音說
  2. 甲乙同一音說
Ⅲ. 資料について
Ⅳ. 各類の音
  1. 甲類
  2. 乙類
  3. 一類
Ⅴ. おわりに

저자정보

  • 高秀晩 고수만. 인하대학교 문과대학 동양어문학부 교수, 일본어학

참고문헌

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